ものぐさ 徒然なるままに日々の断想を綴る『徒然草』ならぬ「ものぐさ」です。
内容は、文学・言葉・読書・ジャズ・金沢・教育・カメラ写真・弓道など。一週間に2回程度の更新ペースですが、休日に書いたものを日を散らしてアップしているので、オン・タイムではありません。以前の日記に行くには、左上の<前月>の文字をクリックして下さい。
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宇宙飛行士山崎直子女史の高校生向け講演を聴いた。難燃性の、青い作業着姿で現れた彼女は、実にすらっと背筋が伸び、歩き方も胸を張って颯爽としており、とても四十歳を越えた人とは思えない。私はその姿が弓道家と似ていると思った。弓道をしている方には姿勢のいい人が多い。彼女が講演の中でも触れていた「自己管理能力」が高く、自分に厳しい人なのだろう。 パワーポイントの写真を使って、学生時代から訓練生活へと話は及んでいったが、面接試験の様子や飛行士の訓練の様子は、彼女の面接官だった寺門氏の講話を二度ほど聞いたことがあるので知っている話が多かった。チャレンジャー事故は中学の時、コロンビア事故のため搭乗が遅れたという話もさらりと出ていた。危険でもあるのに選んだ理由を問うた生徒がいたが、答えを聞く限り、彼女に煩悶はなかったようだ。東大大学院では航空宇宙工学が専門。実に真っ直ぐに進んできた人である。 コミュニケーション力が必要という話は、英語ロシア語の習得という具体的な話の文脈でしか生徒は理解出来なかったかもしれないが、狭小空間で何人もが働くことになるので、そんな中でしっかり意思疎通をして、感情の齟齬が起きないよう、また、気持ちよくチームワークよく仕事ができるようにする総合的な「人間力」というような広い意味で使っていて、彼女が強調した「リーダーシップ」、対になっている「フォロアーシップ」、それに最後にあげた「状況把握力」と、彼女が重要視している理念すべては、やはり、巨費がかかっている「ミッション完遂のため」という一点に収斂するものであると感じた。 広い会場の最後列にいたせいもあり、また、彼女の話し方の癖もあって、言葉の末尾が聞き取れず、二割がた、こう言っているのだろうと予測しながら聞かざるを得なかったのは残念。彼女は今日一日で講演を三件こなし、日帰りで帰京したという。 講演後、情報を得ようと彼女の名で検索をかけたところ、今春、「離婚か?」というゴシップ報道が流れたらしく、ずらりとその話題が並んでいた。ネットはホントに俗である。検索をかけたことを後悔。
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