総計: 4389081  今日: 494  昨日: 1173       Home Search SiteMap Admin Page
  日本近代文学論究
耽美派(潤一郎・荷風)
ベストセラー論
金沢・石川の文学
近現代文学
書評・同人誌評
劇評「私のかあてんこおる」
エッセイ・コラム
ものぐさ
パラサイト
<<前月 次月>>

2009年04月
      1 2 3 4
5 6 7 8 9 10 11
12 13 14 15 16 17 18
19 20 21 22 23 24 25
26 27 28 29 30    

 カメラ道楽 
 アイラブJAZZ 
 オ−ディオ帰り新参 
 2004年
11月〜12月
 2005年
1月〜2月
3月〜4月
5月〜6月
7月〜8月
9月〜10月
11月〜12月
 2006年
1月〜2月
3月〜4月
5月〜6月
7月〜8月
9月〜10月
11月〜12月
 2007年
1月〜2月
3月〜4月
5月〜6月
7月〜8月
9月〜10月
11月〜12月
 2008年
1月〜2月
3月〜4月
5月〜6月
7月〜8月
9月〜10月
11月〜12月
 2009年
1月〜2月
3月〜4月
5月〜6月
7月〜8月
9月〜10月
11月〜12月
 2010年
1月〜2月
3月〜4月
7月〜8月
5月〜6月
9月〜10月
11月〜12月
 2011年
1月〜2月
3月〜4月
5月〜6月
7月〜8月
9月〜10月
11月〜12月
 2012年
1月〜4月
5月〜8月
9月〜12月
 2013年
1月〜4月
5月〜8月
9月〜12月
 2014年
1月〜3月

ものぐさ 徒然なるままに日々の断想を綴る『徒然草』ならぬ「ものぐさ」です。

 内容は、文学・言葉・読書・ジャズ・金沢・教育・カメラ写真・弓道など。一週間に2回程度の更新ペースですが、休日に書いたものを日を散らしてアップしているので、オン・タイムではありません。以前の日記に行くには、左上の<前月>の文字をクリックして下さい。

 

・XP終了に伴い、この日誌の更新ができなくなりました。この日誌の部分は、別のブログに移動します。アドレスは下記です。

 

エキサイトブログ 「金沢日和下駄〜ものぐさ〜」
           
http://hiyorigeta.exblog.jp/

  2009年04月26日 ::  (つづき)

  別の方の講話では、東京都の教育の流れを説明した部分が印象深かった。
 昭和四十年代、都に学校群制度ができて、名門校が凋落したのは有名だが、その際、都立に「進学指導禁止」の通達が出されたのだという。当時、つめこみ教育の緩和、学校格差の是正が錦の御旗だった。教育現場では、表だって進学指導をすること自体が憚られる雰囲気となり、職場の志気が上がらなくなって、進学指導は「業者の仕事」ということになったらしい。
 今考えると噴飯ものの通達であるが、これが長く現場を支配したという。私の在京時代、勉強が出来る子は私学へ、出来ない子は都立へ、都立が無理なら受け皿になっている私学へ、と言われていたが、それを思い出した。
  平成八年ごろより改革がはじまり、平成十三年、日比谷高校など進学重点校制度が発足、十五年に学区制が廃止になって、ようやく自主再生の活力が生まれてきたという。三十五年もの間、都立の教育は澱んでいたというわけである。
 今回、都の流れを知るにつけ、戦後の教育の進みがグネグネとしたものになって、それが決していい結果となって現れていなかったことを改めて実感した。その時その時、声高に言われていた課題にレスポンスよく対応していた結果の連続がこの「揺らぎ」を生んでしまったのは間違いないことである。
 この講師は、目先の目標や制度を押しつけられそうになっても、校風を守り、保護者・生徒の満足と進学実績を残すことで、荒波を乗り越えることが出来た、つまり、学校の伝統として変わらない部分をしっかり堅持することが重要だと強く訴えた。
 今、紹介した二つの話は、どちらも正論で納得できる内容であった。しかし、講演聞きながら、あの時、暑くて動かぬ頭は、変えろ変えろと言われて、すぐ後に、今度は変えるな変えるなと言われたような気がして、ぱたっと思考が止まったのであった。ある時は「即応」せよ、ある時は「遅応」(?)がよい。なかなか案配が難しい……。
 (こんな結論では、表題を「講話を聞いても、なんにも考えなかった」に変更したほうがよさそうだ。)

 

 
 

お願い

 この日記には教育についてのコメントが出てきます。時に辛口のことも多いのですが、これは、あくまでも個人的な感想であり、よりよい教育への提言でもあります。守秘義務や中傷にならないよう配慮しているつもりです。 もし、問題になりそうな部分がありましたら、メールにてお知らせください。

  感想をお寄せください。この「ものぐさ」のフォームは、コメントやトラックバックがあるブログ形式を採っておりません。ご面倒でも、左の運営者紹介BOXにあるアドレスを利用下さい。

 

(マイノートパソコンと今は無き時計 2005.6 リコー キャプリオGX8)

 

 

 

 

Yahoo! JAPAN
Toshitatsu Tanabe Copyright(C)2004
EasyMagic Copyright (C) 2003 LantechSoftware Co.,Ltd.
All rights reserved.