ものぐさ 徒然なるままに日々の断想を綴る『徒然草』ならぬ「ものぐさ」です。
内容は、文学・言葉・読書・ジャズ・金沢・教育・カメラ写真・弓道など。一週間に2回程度の更新ペースですが、休日に書いたものを日を散らしてアップしているので、オン・タイムではありません。以前の日記に行くには、左上の<前月>の文字をクリックして下さい。
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レコードプレーヤーを買い直し、オーディオ趣味が復活したことが今年のトピックだった。休日は懐かしいLPを回す日が多かった。近年、アナログを聴いていなかったので、音質は期待していなかったが、存外、音が良いのに驚いた。時々入るスクラッチノイズさえ気にしなければ、CDの金属的な音より余程耳触りがいい。そこで、もっといい音で聴くには工夫が必要、大金をかけずにオーディオの改善を試みようと考えた。 まずは情報収集。久しぶりにオーディオ雑誌を繙いた。昔からある「ステレオ」誌。そのものズバリ「アナログ」という雑誌も出ていることを知る。読むと、昔と変わらないなと思う部分と、へえ、今はこうなんだと思う部分がある。 夏には秋葉原に赴き、大型店のハイエンドオーディオ・コーナーを覗いた。もちろん、高級機は買わず、ちまちまとレコードスプレーとクリーナーを買っただけだったが……。 そのスプレー、昔に較べて性能が上がっているようで、しっかり埃が取れる。クリーナーも、受け皿のエッジに簡単な埃取り装置がついていて便利。これで、片面終わったら針は埃だらけということがなくなった。 しかし、嫌ほど聴いたのに思ったよりノイズがないと思う盤がある一方、ほとんど聴いていないにもかかわらず、全編、バチバチいうものある。一時期、いい加減になっていたので、傷んだ針を通してしまったようだ。 その後、レコードの重石、スタビライザーを購入した。手にとっての第一印象は思ったより重いこと。載せるとレコードの中央レーベル部分が微妙に沈む。これで盤自体の振動を押さえこもうという発想で、実によく判る振動対策である。使うと音は低音が締まった感じになった。変化など聴き分けられないだろうと思っていたので、判ったこと自体に驚いた。間違いなくアナログには振動対策が必要なようだ。 次に、音量をあげて聴くようになったので、階下の住人の迷惑にならないようスピーカーを持ち上げることにした。調べると、既製品の専用インシュレーターは高くて、鋳鉄の小さな塊が何万円もする。そこで、ホームセンターに行って角材を切ってもらい、防振ゴムを挟んだ。二千円程度のお手軽対策である。床の振動はこれで減ったように思う。 ただ、筐体がゴムの上に載ったので、音はソフト傾向に。少し低音がぼんやりしたような気がした。昔、挟み込むものはブチルゴムなどソフト系素材が主流だったが、今は音の締まりを求めて硬いものを使うことが多いようだ。考え方が変わってきたのだろう。どうやら、ご近所対策とオーディオ対策は両立しないようである。 「音楽」を楽しみながら、「音」も工夫で楽しむ。音楽を流すという日常的な行為が、ちょっと新鮮に映っている今年。
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