ものぐさ 徒然なるままに日々の断想を綴る『徒然草』ならぬ「ものぐさ」です。
内容は、文学・言葉・読書・ジャズ・金沢・教育・カメラ写真・弓道など。一週間に2回程度の更新ペースですが、休日に書いたものを日を散らしてアップしているので、オン・タイムではありません。以前の日記に行くには、左上の<前月>の文字をクリックして下さい。
・XP終了に伴い、この日誌の更新ができなくなりました。この日誌の部分は、別のブログに移動します。アドレスは下記です。
エキサイトブログ 「金沢日和下駄〜ものぐさ〜」 http://hiyorigeta.exblog.jp/
先日、スピーカーの下に敷くインシュレーターが高価だと書いたが、特に驚いたのが、ごく小さな木片八個で一万円近くもすること。材質はアフリカ黒檀だという。何で黒檀なのだろうと独り言を言ったら、愚妻に「比重が大きいのよ。水に沈むわ。黒檀、紫檀、胡桃の木が代表的ね。」と間髪を入れずに返されてしまった。さすが理系の仕事で飯を喰っているだけのことはある。オーディオ的には、重いほうが変な振動をしないからなのだろう。 WEBの商品案内に「楽器にも使われている」とあった。それを覚えていて、吹奏楽の顧問の先生に、どんな楽器に使われているのかと質問すると、同じくアフリカのグラナディラ材と共にクラリネットなど木管楽器に使われている、楽器用の木は、今や貴重品種ばかりになってしまっていて、本格的なものは大変高価になっていると教えてくれた。今は代用品でいい音が出るものを研究していて、製品も出ているが、やはり本物にはかなわないという。確か、他にブラジルのペルナンブコというのも有名だよと教えてくれた。 すると、たまたま横におられた地理の先生が、それはブラジル木(ボク)のことだね。ブラジルの特産品だ。楽器のほかに昔は赤色の染料としても使われていたのだが、今はそんな使い方はしていないはずだと話に加わった。 私は、ブラジル分布の木だから「ブラジルボク」というのはイージーなネーミングですねと言いながらネットで確認してみると、安直どころか、ブラジルの国名の由来になった木とあるではないか。話が逆なのであった。ブラジルにペルナンブコ州という地方があり、そこのものを取り立ててそう言うようだ。主に弦楽器のボウ(弓)に使うとある。 こちらは趣味のオーディオの、ほんのちょっとした疑問を発しただけなのに、各方面から正確な知識がポンポンと返ってきて、いやはや、皆さん、さすが専門を持っている方ばかりだと恐れ入った次第。
|
|
お願い
この日記には教育についてのコメントが出てきます。時に辛口のことも多いのですが、これは、あくまでも個人的な感想であり、よりよい教育への提言でもあります。守秘義務や中傷にならないよう配慮しているつもりです。 もし、問題になりそうな部分がありましたら、メールにてお知らせください。
感想をお寄せください。この「ものぐさ」のフォームは、コメントやトラックバックがあるブログ形式を採っておりません。ご面倒でも、左の運営者紹介BOXにあるアドレスを利用下さい。
(マイノートパソコンと今は無き時計 2005.6 リコー キャプリオGX8)
|