ものぐさ 徒然なるままに日々の断想を綴る『徒然草』ならぬ「ものぐさ」です。
内容は、文学・言葉・読書・ジャズ・金沢・教育・カメラ写真・弓道など。一週間に2回程度の更新ペースですが、休日に書いたものを日を散らしてアップしているので、オン・タイムではありません。以前の日記に行くには、左上の<前月>の文字をクリックして下さい。
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時々行く大型書店の本棚の最上部に配されているのを見つけ、可動式梯子を登って手にとる。二〇〇七年八月の刊。 万年筆コレクターとして著名なすなみ氏の文章。イラストに、これも万年筆画で有名な古山浩一氏。万年筆は古山氏の筆で描かれ、貴重な広告やポスターなどはそのままカラー刷りで紹介されている。「クロニクル(chronicle)」とあるように、本文は、万年筆の成立から筆を起こし、外国のメーカーの歴史、日本の受容、日本メーカーの歴史と続き、最後に普及に功績のあった外国人を紹介している。日本の万年筆関係の有名人については、すでに古山氏に「万年筆の達人」(エイ出版)があるので避けた格好である。 万年筆の普及に戦争が深く関係していて、当時、液体のインクのかわりに、インクの固形タブレットがあったことなどが書かれてあって、そんなものがあったこと自体初耳で、興味深かった。 古い万年筆に興味のある人にとっては、これまで断片的に知っていた知識が読みながら色々と繋がっていく感じで興味深い。正直、専門的過ぎてよく判らないところもあるにはあるし、文章に癖があり、意味のとりにくいところがあるのがちょっと気にかかったが、まあ、それは「重箱の隅」である。 ここのところ、「趣味の文具箱vol19」「ステーショナリーマガジンvol.007」の各ムックも購入。テイク・フリーの情報誌「BUN2」も楽しんで読んでいる。
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(マイノートパソコンと今は無き時計 2005.6 リコー キャプリオGX8)
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