ものぐさ 徒然なるままに日々の断想を綴る『徒然草』ならぬ「ものぐさ」です。
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2011年07月12日 :: お嫁にきてもらった |
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ペンタックスのカメラにお金を投資している身にとって、大きなニュースが先日あった。 買収時から、欲しいのはペンタックスの医療機器部門だけ、早晩、カメラ部門は手放すだろうと憶測されていたHOYA株式会社。案の定、数年でリコーに売却した。美味しいところだけ食い散らかして芯だけ捨てたと揶揄する人もおり、HOYAの企業イメージは大幅ダウンかと思えば、さにあらず、株価は急進、リコーは下落という。商売としてどちらが賢いかという判断なのだろう。今やカメラ部門はお荷物一歩手前である。 「ペンタックス」ブランドは、今後、この二つの会社が使用することとなるようだが、それでは方向性もなにもあったものでなく、「ブランド」というものを形成している諸々な要素のうち、幾つかがはがれ落ち、名前がやせ細ってしまう感じがする。 新しい親会社リコーは、同じKマウント仲間として、かつて安価な一眼レフを作っていたので、「お嫁にきてもらった」という表現は、言い得て妙、なかなか微笑ましかった。 今後、リコーはペンタックスを独立の会社として運営させるという。リコーのブランドも残しつつ、カメラ部門を統合させるということだろうから、資本を集中して収益悪化を食い止めようということだろう。カメラ一台あたりの単価が、近頃、急激に下って、コンデジなど行き着くところまで行き着いた感がある。素人目にも収益を出すに苦しい環境である。今後、これが吉と出て、両ブランドとも盛り上がるかもしれないが、二つとも消滅する可能性もある。まさに今後次第である。 リコーの経営者側からすると、大枚はたいて、ちょっと年老いてはいるがいいお嫁さんを見つけてきてあげたから、あとは、おまえらカメラ部門、夫婦で頑張れよと、長旅に出したようなもの。リコー社長は、我が社のカメラ部門の人間はカメラ好きだが、もっとビジネス面も考えなければならないと発言していた。リコーのカメラ部門にとって。今度の買収は、手放しに喜べない動きであるだろうと推測される。口さがないスズメは「コミカミノルタの二の舞」と囁いているようだが、それだけは踏んで欲しくないものである。 カメラ好きは、下手な海外資本に弄くられるより、国内資本、カメラをよく知っているリコーさんでよかったと胸を撫で下ろしている人が多い。一眼レフはペンタ、コンデジはリコーの私にとってもまったく同様。商売上手を心がけつつ、夢のある機械を出し続けて欲しいものである。 ブログで検索していると、リコーの名玉リノケン28mmのKマウントレンズ希望なんて、早速、所望している人があって、いやあ、マニアは賢くて逞しい。
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(マイノートパソコンと今は無き時計 2005.6 リコー キャプリオGX8)
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