ものぐさ 徒然なるままに日々の断想を綴る『徒然草』ならぬ「ものぐさ」です。
内容は、文学・言葉・読書・ジャズ・金沢・教育・カメラ写真・弓道など。一週間に2回程度の更新ペースですが、休日に書いたものを日を散らしてアップしているので、オン・タイムではありません。以前の日記に行くには、左上の<前月>の文字をクリックして下さい。
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2007年12月30日 :: 二〇〇七年総括(二) |
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今年、発症以来、始めて遠出らしい遠出ができたことが一番の出来事だった。久しぶりの大都会訪問で、遠く東京を歩いていること自体に感慨があった。これで普通の生活に近づいたという安堵感も湧いた。ただ、困ったことに、これまで通りの生活を心掛けていると、一緒に「不摂生」「不健康」という嫌なオマケもついてきて、どんどん太ってきた。これは大問題。 仕事では、今年、苦手分野担当となり四苦八苦している。時間がかかる割に進みが遅くて不正確。老眼進行によるミスも多い。暗澹とするがどうしようもない。気にしないようにして生きている。 反面、趣味は多少展開した。昨冬、米国の古い巨匠たちの写真展を観て以来、写真の歴史に興味を持ち、少しは深く観られるようになったような気がする。「ブレッソン展」もよかった。 その他、結局買わなかったが、自動車選びをしたり、アナログ・オーディオに興味を持ったり、文具にこだわってみようと思ったり、今年、興味が数ヶ月単位で移ろった。これは、心が外に向いてきた証拠だから、むしろいいことかもしれないと勉強そっちのけで時間を使った。もちろん、自己正当化である。 それにしても、今年興味を持ったものは、LP、カートリッジ、スピーカー、万年筆など古い技術のものばかりだった。私が老いて懐かし趣味に走っているというより、世の中全体が懐古期に向かっているのだろう。静かなブームが巻き起こり、それが管の如き私の視界にも入ってきて、御多分に漏れず惹かれていくという構図のようだ。 最近、何かを感じても、それは多くの人が既に感じていることで、自分は「マス」の中の小さな一員として同様に心動かしているだけだという気持ちが強くなっている。人がどう思っているか、その意見はメジャーがマイナーか、そんな意見の集約・計量化が瞬時に出来てしまうご時世である。だから、ネット巡りをするほどに「何をか書かん」の気持ちになってくる。「是れ日記更新のならぬ故なるべし」と多少の言い訳をして、今年の振り返りのまとめとしたい。 大遅れで、灯下、賀状を書いている。雷鳴でふと外に気がいく。窓の外は雪に変わりつつあるようだ。
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