ものぐさ 徒然なるままに日々の断想を綴る『徒然草』ならぬ「ものぐさ」です。
内容は、文学・言葉・読書・ジャズ・金沢・教育・カメラ写真・弓道など。一週間に2回程度の更新ペースですが、休日に書いたものを日を散らしてアップしているので、オン・タイムではありません。以前の日記に行くには、左上の<前月>の文字をクリックして下さい。
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今度は、カメラ界総括といったニュアンスで……。 まず、四月に書いたまま捨てられていた拙文をここに掲載します。
「昨年暮れあたりで、ようやくデジタル一眼レフカメラの価格が庶民の手の届くものになり、デジカメ市場全体では頭打ちだが、一眼市場は活況を呈している。これから新規に一眼レフを買う人は、間違いなくデジタルの方であろう。 時代の流れで、銀塩の方は、各社で大幅機種整理がおこなわれた。我が愛機の会社、ペンタックスも、フラッグシップ機MZ−Sが製造停止。ペンタックスの銀塩高級機はこれが最後の可能性が高く、一時期欲しかった時期もあって、大阪までカメラフェアを見に行ったくらいで、ちょっと名残惜しい気もする。 高級コンパクトカメラも、私が持っているコンタックスT3をはじめ、各社軒並み製造中止に追い込まれている。そのため、デジカメ攻勢で値崩れをおこしていたこれらの機種は、駆け込み需要で値段が数万円単位で上昇して、販売店は強気に転じているようである。中古値も急上昇。 反面、ニコンは、もう、出ないのではないかと言われた銀塩フラッグシップ機F6を出してきた。プロはデジタル一眼に移行しているので、そちらにまかせ、前機F5より省略するところは省略(ファインダー交換など)して、銀塩マニア向けの高級機という扱いでだしてきたのである。さすがニコン、銀塩を見捨てていないと、ファンは感謝感謝の気持ちになり、信頼度をぐっと増したようである。会社の方針として、そのあたりうまいものだ。」(以下略)
どうやら、この頃、銀塩から撤退するメーカーが続出して、最後の銀塩一眼レフを買いためておこうかと、私は色気を出していたようである。そんなに何台も銀塩カメラあってどうするんだ、もう出番が少なくなることがわかっているのにと言われたら返す言葉もないので、思いとどまった。でも、そこがそれ、マニアの心理なのである。 でも、買わなくてよかった(……かもしれない)。今の心境は、どうせ大枚はたくなら、やはりデジタル一眼レフである。個人的な心境の変化というより、この半年で時代がはっきり変わってきたということなのだろう。各社からのデジ一眼エントリー機も出揃い、代替わりした機種もあり、価格も急低下、完成度は高まっている。 今読むと、半年前のこの自分の文章が、微妙に古びて見えたことにちょっと驚いたので、あえて引用した次第。世の動きのなんと早いことか。 その上、銀塩どころか、京セラなどデジカメ市場から撤退したメーカーもあり、デジタルでも勝ち組・負け組が取り沙汰されている。キャノン・ニコン以外の老舗カメラメーカーは、軒並み大赤字で、一部の家電メーカーだけが利益を上げている。カメラは、もう精密機械ではなく、純然たる電気製品なのである。なんだか、昔のミシンメーカーの凋落を思い出させる事態だと思うのは私だけだろうか。 さて、あれだけ賛否喧しかった単焦点デジカメGR−Dが「カメラ・オブ・ジ・イヤー(コンパクトカメラ部門)」(「日本カメラ」主催)に選ばれた。 ただ、それを知らせる「日本カメラ」の表紙を飾ったこのカメラ、フードの短辺長辺九十度逆につけてあって、2ch掲示板あたりで、「これ、ハーフカメラだったっけ?」と物笑いの種になっていた。確かに、カメラの専門誌で、付属品の取り付け方が間違っているなんて……。これって、えらく恥ずかしい事態ではあるまいか。担当者は、おそらく始末書である? ま、カメラ好きはそんなことまで、あげつらって楽しんでいるのである。つまりは、典型的な「男の趣味」。 来年、デジ一眼を買う気満々なので、今後も、カメラの話題が出てくると思うけれど、呆れずにおつきあいを願いたい。
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