ものぐさ 徒然なるままに日々の断想を綴る『徒然草』ならぬ「ものぐさ」です。
内容は、文学・言葉・読書・ジャズ・金沢・教育・カメラ写真・弓道など。一週間に2回程度の更新ペースですが、休日に書いたものを日を散らしてアップしているので、オン・タイムではありません。以前の日記に行くには、左上の<前月>の文字をクリックして下さい。
・XP終了に伴い、この日誌の更新ができなくなりました。この日誌の部分は、別のブログに移動します。アドレスは下記です。
エキサイトブログ 「金沢日和下駄〜ものぐさ〜」 http://hiyorigeta.exblog.jp/
先日、二十一世紀美術館、夏の美術館主催展「ロン・ミュエック展」を観る。会場は入り口向かって左サイド、いつもは常設展をしている区画。 人間全体や顔、身体の一部をスーパーリアリズムで迫真的に表現する立体作品。それだけだと単なる映画の被りものや特殊メイクの類と変わりないが、何が違うと言って、ただただ巨大。ビッグサイズであることのインパクトは強烈であった。 メイキング映像によると、鋳型を使った昔ながらの型どり手法で作られているようで、恐ろしく手間がかかっている。 「ガール」なる赤子の横臥像が今回のメイン展示である。へその緒や血が付いた生まれてすぐの姿。ふてぶてしい表情は、生まれ出た直後の大変さの表情なのだろうが、現世にやってきてしまったことへの不満、つまりは現代社会のありようを批判する作者のメッセージを端的に表しているような気がした。 作品の少ない人のようだが、それにしても完成作品七点のみ(習作・映像を除く)というのは少なすぎる。さっさと出ざるを得なくて、あっけなさを感じた。 そこで、まだ入ったことのなかった隣接の金沢能楽美術館に寄る。平成十八年に開館。加賀宝生の伝統を紹介した「能」のミュージアムである。 一階が舞台をビジュアル的に紹介したもの。二階が展示室、行った時は、企画展「軍記物語と能の世界」をしていた。平家物語に材を取った能が多いことは知っていたが、今回、代表的なものの粗筋が書かれていて参考になった。ただ、これも何だかあっけない。金沢弁でいうと「あいそもない」感じであった。もう少し、体験的なものを増やすなりして、初心者や学童児にも判るような見せ方があってもよいのではないかと思った。 そこで、同ビル内の地元作家によるクラフト店にも寄って、お洒落な小物を鑑賞(?)して帰る。 どんどん横ズレの数時間。
|
|
お願い
この日記には教育についてのコメントが出てきます。時に辛口のことも多いのですが、これは、あくまでも個人的な感想であり、よりよい教育への提言でもあります。守秘義務や中傷にならないよう配慮しているつもりです。 もし、問題になりそうな部分がありましたら、メールにてお知らせください。
感想をお寄せください。この「ものぐさ」のフォームは、コメントやトラックバックがあるブログ形式を採っておりません。ご面倒でも、左の運営者紹介BOXにあるアドレスを利用下さい。
(マイノートパソコンと今は無き時計 2005.6 リコー キャプリオGX8)
|