ものぐさ 徒然なるままに日々の断想を綴る『徒然草』ならぬ「ものぐさ」です。
内容は、文学・言葉・読書・ジャズ・金沢・教育・カメラ写真・弓道など。一週間に2回程度の更新ペースですが、休日に書いたものを日を散らしてアップしているので、オン・タイムではありません。以前の日記に行くには、左上の<前月>の文字をクリックして下さい。
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義父の容態が更に悪化し、自力呼吸が出来なくなった。以降、徐々に各種数値も低下して、六日深夜三時半死去した。早朝、遺体が家に戻る。家族一同、睡眠が不足しているので、午前中は仮眠し、夕方、葬儀社と日取りなど基本的なことを決める。その際、営業員の誘導があって、当初心づもりしていたルートを通すことをやめることとなり、トラブルとなる。葬儀は水物商売。クレジット会社を通すことを、口ではこちらが決めることとしながらも、向こうのセット商品ではこちらの風習に合わないなどと、止めさせよう止めさせようとし、その結果、窓口として利用したクレジット会社から葬儀社にクレームがくる事態となった。葬儀社はあくまでお宅さんが決めたのだから、こういう風に言ってくれとクレジット会社への言い訳を我々にレクチャーし出す始末。些か不快な思いをした。 葬儀は、契約が後回しにもかかわらず、遺体運搬など実際の仕事は動いており、もう断り切れない。もちろん各社見積もりをとってから決めるという悠長なこともやっていられない。向こうのペースで決まっていく。今回も愚妻は多少の文句を言ったが、深く追求すると肝心の式に悪く跳ね返ってくると困るので、その話題はその日限りにして矛を収めた。実父の葬儀の時も感じたが、通常の商取引から見ると色々イレギュラーな古い体質の業界である。 小生の仕事の絡みと友引にかかることもあり、通夜八日、本葬九日となった。このため、通夜は愚妻の職場の歓迎会の日と重なり、肝心の妻の職場関係の方がお参りできない変則的な事態となったが、どうにも致し方なかった。反対に通常より一日遅くなった関係で、親類が都合をつけて出席できるようになった面もあり、今回の日程は妻には可哀想なことをしたが、よかったところもあったとしておきたい。 喪主は義母だが、妻が八面六臂の活躍でよく裏を支えて頑張った。私は妻の補助と式後の遺族挨拶を担当した。母が、生前父の退職時にいただいた感謝状を見せてくれて、それで父の仕事の詳細を知り、挨拶にうまく織り込むことが出来た。父の仕事関係で列席された方は満足されたようで、挨拶をした者としてほっとした。 母は親戚が参集したので「よう遠方から来なさった」モードとなり、ニコニコと愛想をふりまいて、端から見ていてちょっと困った。年端のいかぬ曾孫五人もじゃれまわって愛らしく、悲しさの中に何とも笑いの絶えない葬儀であった。二年前に実父の葬儀を経験したばかりだったので、宗派や業者は違えど、同じ金沢の風習、似たようなもので、夫婦ともどもあまりまごつくことがなかったのは幸いというべきか。 今日、一足早くお役ご免となった私は、午前中、職場に行き、明日からの仕事に支障のないように最低限の処理をして、午後、買い物に行ったり風呂に入ったり台所で夕食を作ったりして通常生活に戻った。
戦時、少年兵として従軍し、
戦後は災害救援などに尽力した義父に
西行の願いの如く花の下国を守りしますらおの逝く
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この日記には教育についてのコメントが出てきます。時に辛口のことも多いのですが、これは、あくまでも個人的な感想であり、よりよい教育への提言でもあります。守秘義務や中傷にならないよう配慮しているつもりです。 もし、問題になりそうな部分がありましたら、メールにてお知らせください。
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(マイノートパソコンと今は無き時計 2005.6 リコー キャプリオGX8)
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