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ものぐさ 徒然なるままに日々の断想を綴る『徒然草』ならぬ「ものぐさ」です。

 内容は、文学・言葉・読書・ジャズ・金沢・教育・カメラ写真・弓道など。一週間に2回程度の更新ペースですが、休日に書いたものを日を散らしてアップしているので、オン・タイムではありません。以前の日記に行くには、左上の<前月>の文字をクリックして下さい。

 

・XP終了に伴い、この日誌の更新ができなくなりました。この日誌の部分は、別のブログに移動します。アドレスは下記です。

 

エキサイトブログ 「金沢日和下駄〜ものぐさ〜」
           
http://hiyorigeta.exblog.jp/

 2012年09月29日
  金沢言葉
 目の前に物があるのにそれに気がつかないことを「めとんぼ」と言う。愚妻は特にそうで、冷蔵庫の扉を開けた目の前にそのお漬け物入れはあるのに「ない。ない。」といって騒ぐ。今日もまたそうだったので「めとんぼ!」と言ったのだが、愚妻は、その言葉、あんまり通用していないよという。そこでパソコン検索をかけてみると、確かに、ほとんど使用例がない。金沢方言だということは判ったのだが、金沢人でも若い世代には伝わっていない模様。こちらは標準語だと思っていたくらいなので、意外であった。「目+つんぼ」が訛った差別語ではないかという書き込みもあり、いずれにしろ、人を非難する言葉なので、お上品な言葉とは言えず、金沢言葉として大きく世間にPRするような言葉でないことだけは確かである。
 そこで疑問なのは、愚妻のような「おい、ちゃんと見ているのか? 目の前にあるじゃないか!」という状況をなんというかということ。言われてみれば、立派に標準語にあるというようなオチで終わりそうな疑問なのだけれど、田舎者は「めとんぼ」でずっと通してきたので別の言葉が出てこない。
 金沢弁を紹介するサイトを覗いてみると、現役ばりばりの言葉もあり、そういえば昔年寄りが話していた死語に近いものもあり、そもそも聞いたことがないものもあった。金沢生まれ金沢育ち金沢在住で、もういいお歳のおっさんが知らない金沢弁は、1、私の子供の頃にはもう死語になっているよほど古いものか、2、一部地域限定バージョンのもの、ということになる。口能登に近い、あるいは加賀に近いというだけで同じ金沢弁でも多少の違いがある。
 観光用に紹介されている金沢弁は、金沢市内のお上品な階層の年寄りが使うものが多く、普段遣いの金沢弁とは違っているものもある。
 年寄り言葉といっても、山口から金沢に移り住んだ私の祖母の言葉は、今になって思うとコテコテの金沢弁ではなかった。
 サイトに投稿される金沢言葉を見てみると、確かに金沢弁だけど、汚い言葉遣いで取り上げるまでもないといったレベルのものも混じる。また、最近はあまりポピュラーではないけれどこれは全国で通用する言葉のはずという間違いもたまにはあって、例えば、湯茶をいう「おぶう」という言葉が出ていたが これはおそらく全国区。辞書にもあった。ああ、そんな言葉あったなあと一瞬懐かく思ったけれど、それもそのはず、「幼児語」とある。最近は使われていないようなので、方言というより「死語」に近い。
 地域も、本当に小さな地区しか通用しないものから、広範囲に西日本で通用するといったようなものまであるはずで、一口に方言と言っても、なかなか難しいそうである。
[1] 

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