ものぐさ 徒然なるままに日々の断想を綴る『徒然草』ならぬ「ものぐさ」です。
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2012年09月19日 :: 亡父の友人の通夜 |
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一家でお世話になっていた父の友人が突然亡くなった。直前までお元気でいたとのこと。亡父と同年。母とともに通夜に出席した。 その方は僧侶だったので、通夜は一般的なものと大きく違っていた。祭壇には豪華な「宮」がなく、「南無阿弥陀仏」の掛け軸と、法名が書かれた掛け軸の計二本が下げられ、左右には最小限の花が置かれただけ。遺影もなし。聞くと、写真を飾るのはたかだが百年前からの風習。古式に則ったとのこと。法名も一般人の「居士」ではなく「〜法師(ほっす)」とあった。驚いたのは導師が二十人近く参加して読経があったこと。こんなに多くの僧侶が並ぶのははじめて見た。友人葬ならぬ同業葬のような趣きである。 一昨日の祝日は実家に集まって母の敬老を祝う食事会。といっていも特別なことをするわけでもなく豪華な夕食をいただくといったもの。母には市から饅頭が来ていた。実家の町会はお年寄りだらけ。町会長さんは全戸に配らねばならないのではないかと冗談が出るほど。 「敬老の日おめでとう。」というのは、本人も違和感があるだろうし特に言わなかった。愚妻の母など、敬老のお祝いなんてイヤだイヤだ路線の人。でも、そのほうが元気があっていい。新聞によると、最近は個性の多様化で、老人クラブもうまく人が集まっていらないらしい。 日程を確認するために見たお悔やみ欄で、尾張町の老舗料理旅館三代目ご亭主が六十二歳の若さで逝去されたのを知る。昔、「フードピア」なる食談会でそこを利用したことがあり、その時、色々お店や料理の話をお聞きした。お会いしたのはこの一回だけだが、人なつっこい感じの方だった印象がある。地元活性化に尽力され、ブログも活発で、つい先日もオリンピック金メダリスト松本薫氏のパレードを見てきたと写真入りで出ていた。活動的にアップされていたブログが、主不在となって、パッタリと途切れているのも悲しい。 前に書いたが、昨年、同じ尾張町の老舗のご主人で、はやり活発に地域振興に尽力されていた方が還暦すぎに突然亡くなっている。 還暦過ぎは危ない。若い頃からそれは知っていた。同業の大先輩もそのあたりで亡くなる方が多かったから。平均寿命男子八十歳。あと二十年あったはずの活躍の時間を突然削り落とされた本人は、「あれれ、ええっ、なんで?」といった気持ちが湧きながら亡くなったのではないだろうか。 父の友人も一人減り二人減り。母をよく見知っていて、気にかけてくれる人が減っていくのは彼女にとっても心細かろう。
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