ものぐさ 徒然なるままに日々の断想を綴る『徒然草』ならぬ「ものぐさ」です。
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2012年09月30日 :: 登録証伝達式 |
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一昨日、時間年休を取り、震災のため交付が遅れていた文化庁からの「国登録有形文化財」登録証伝達式に出席した。於市役所二階市長室。認定証書を表彰状よろしく市長より押し戴く。机上には真鍮製のプレート。お隣、富山高岡の産だという。重量級で持つのも大変なくらいである。今回は市内計三軒の認定で、それぞれ数分ずつ軽く物件について市長と話をする。 式後、その足で家に届ける。しばし母とプレートを見ながら雑談。自分の父親が自ら設計し、生まれも育ちも、そして死ぬまでそこですごした自宅がこうして文化財となったのだから、今生きていれば、一番喜んだのは亡き父だろうという話をする。この場に立ち会えなかったのは残念ではあるが、病床で復元修復することになったとは伝えてあり、本人は喜んでいたので、よしとせねばならない。 プレートのあまりの重さに、これは臨時に玄関に飾るにしても脚をどうすればいいか困った。簡単に飾り大皿の受けのようなものでと考えていたのだが……。家の壁に貼り付ければ、はめ板ごとベリッと落ちること必定である。 復元リフォームの際、工業大学に貸し出した各種建築資料は、今秋、展示の運びとなり、パンフレット(案)を戴いた。幾つか出品するのかと思ったら、祖父の名前を冠したタイトルが付けられた単独公開の展覧会の体裁になっていて驚いた。祖母は死んだ夫のものを大事にため込んでいたのだが、死後、その多くは廃棄してしまっている。そのことは父の著作にはっきり書いてあって確認できる。こうした「残」だけでもひとつの展覧会になるのだから、メインの資料が残っていたらとかえすがえすも惜しまれる。 家の遺影に「お父さん、アナタのお父さんは立派な方でした。息子として自慢してもいいお父さんでしたよ。」と報告。 歳をとっっていいオジサンとなったそのまた息子の私の報告が、妙に客観評価的なのが、なんだか我ながら可笑しい。
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