ものぐさ 徒然なるままに日々の断想を綴る『徒然草』ならぬ「ものぐさ」です。
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2007年01月26日 :: シャバーサナのポーズ |
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去年あたりヨガのブームがあって、私の通うジムでも、ヨガやピラティス(西洋流ヨガ)系のプログラムが増えた。腰に悪影響があるのではないかと避けていたが、痛くても動かした方がよさそうなので、変な体位は出来ないが、出来る範囲でやることにして、半年くらい前から参加しはじめた。 指導者やプログラムによって多少の違いはあるが、ヨガといっても、かなりソフィスティケートされたもの。呼吸に留意したストレッチといったニュアンスである。 途中、全身を弛緩させて横になるポーズがある。「シャバーサナ」というらしい。 「横になっていても体には力が入っているものです。手足の力を抜きましょう。肩や首も。最後に顔面の力も抜きましょう。まぶたや口を閉めようとする力も抜きましょう。」 言われた通り、末端から中心へ順に力を抜いていく。目は半閉じ、口もうっすらと開け気味になる。夜、布団に入ってもここまで脱力することはない。なんだか殺され役の演技をしているみたいだと思った途端、「この体勢は死体のポーズともいいます。」という解説の声がした。やっぱり。 魚とか犬とかポーズには色々な生き物の名前がついているが、「人間のポーズ」というのはない。人間が体を動かして似せているのだから当たり前なのだが、人間が人間として唯一仮託できるのが、この死のポーズだというのが、なにやら哲学的である。 個々に小さなマットを敷いた板の間に大勢で横臥する。スタジオの広い天井が見える。この景色、なんだか、昔々、どこかで見たことがあるような気がしてくる。はて、どこでだったかと考えて、思い出した。 保育園のお昼寝の時間である。 私の通った保育園は、途中、お昼寝の時間というのがあり、みんな集会室に集められてゴロ寝をさせられた。私は寝つきのいい方でなかったので、ぼんやり天井を眺めていることが多かった。 板張りの大きな部屋でゴーロゴーロとお昼寝。そこに寝ているのは、今は、オバサン・オッサン・オバアチャン・オジイチャンたち。半世紀跨いでも、やっていることは変わらない。
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