ものぐさ 徒然なるままに日々の断想を綴る『徒然草』ならぬ「ものぐさ」です。
内容は、文学・言葉・読書・ジャズ・金沢・教育・カメラ写真・弓道など。一週間に2回程度の更新ペースですが、休日に書いたものを日を散らしてアップしているので、オン・タイムではありません。以前の日記に行くには、左上の<前月>の文字をクリックして下さい。
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亡父は、高度医療のため別の病院に転院した四月に、一度、危篤状態となったが、古巣の病院に戻った頃より驚異的な回復を見せた。 リハビリにも熱心で、正規のリハ以外に、見舞いに来た家族の者を使って歩行訓練をした。実際、夜もしないと、翌日、運動機能が落ちてしまうのを目の当たりにしていたので、命長らえさせるためにも、夜、病院に日参した。歩行の手引きをしながら、昔話に花を咲かせたのが、今から考えると、少しは親孝行だったかなと思える。 しかし、十月頃より病状が悪化、話のつじつまが合わなくなったり、意識もとぎれがちとなった。 夏の頃は、あれをしてくれ、これをしてくれと忙しかったが、この頃になると、ただ、手持ち無沙汰にベッドの横にいるだけで、してあげることがあるというのは幸せなことだったのだと実感しながら父の寝顔を見ていた。 今年は、そういうわけで、仕事を終え大慌てで夕食をとってから病院に行くというのが日課となっていた。リクエストのあった買い物や日々の買い出しをドラックストアやスーパーでしてから再度帰宅、それで一日が終わった。 初七日を終え、仕事に復帰して数日後のこと。夜、実家に行くため車を出した。その時、一瞬、いつものように病院に向かおうとした。ああ、父は死んだのだった、もう病院には行かなくてもいいんだと思いなおした途端、悲しみが胸を突いた。それまで、大きな行事を家族で乗り切って、気が張っていたいたのだろう。気持ちの揺れは、こうして後からやってくる。
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