ものぐさ 徒然なるままに日々の断想を綴る『徒然草』ならぬ「ものぐさ」です。
内容は、文学・言葉・読書・ジャズ・金沢・教育・カメラ写真・弓道など。一週間に2回程度の更新ペースですが、休日に書いたものを日を散らしてアップしているので、オン・タイムではありません。以前の日記に行くには、左上の<前月>の文字をクリックして下さい。
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父が元気だった頃、協会役員の仕事で上京することがあり、よく土曜日曜の「北陸」寝台を利用していた。夜行バスより定時に駅という決まった場所に到着する鉄道の方が視覚障害者には利用しやすいようで、私は父の手引きをして寝台座席まで入りこみ、トイレの場所などを説明して発車前に降りるということが何度もあった。それがここ二十年ほどでの思い出。結局、私自身が実際に「北陸」の寝台を利用したかどうかははっきりと覚えていない。 最近は、ダイヤ改訂の度に急行自体が激減しているそうだし、ブルトレも乗ること自体が売りになっている一部有名車両以外ほんの数両となっているという。おそらくJRは、新幹線を中心とした高速長距離移動と都市圏の通勤通学ローカルだけに特化して鉄道を生き残らさせようとしているのだろう。在来線の北陸本線も、北陸新幹線開業の暁には、金沢市近郊を外れると、ほとんど何も走らぬ寂れた線となるはずである。鉄道好きの同僚の話によると、だから、白山をバックに在来線を特急が走る景色を撮るのは今のうちなのだそうである。 今回のニュース。我々にとっては地元だから話題になっても当然だが、全国ニュースにまでなったのは、花形だったボンネットとブルトレという「昭和」的なものがまた終焉したという感慨をもって受け止められたからだろう。あれだけ乗った「白山」がいつなくなったのか知らないくらいだが、十年以上前のあの時とは、確かに時代が変わってきているということなのだろう。 私自身、深い思い入れがある訳でもないが、ちょっとノスタルジックな気持ちでテレビ画面を見つめていた。
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