ものぐさ 徒然なるままに日々の断想を綴る『徒然草』ならぬ「ものぐさ」です。
内容は、文学・言葉・読書・ジャズ・金沢・教育・カメラ写真・弓道など。一週間に2回程度の更新ペースですが、休日に書いたものを日を散らしてアップしているので、オン・タイムではありません。以前の日記に行くには、左上の<前月>の文字をクリックして下さい。
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2007年03月13日 :: お水取り |
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昨日は東大寺お水取り。本格的な春を告げる風物詩である。東大寺創建以来、一度も途絶えたことがないそうで、今年、一二五六回目だという。週一回で二千回を超えた長寿番組「笑点」の比ではない(そんなもんと較べるなと怒られそうだ)。年一回の行事でこの数は、日本の歴史そのものを表しているかのようで、ちょっとクラクラした。 大昔、二月堂・三月堂を時間をかけて見て回ったことがあった。夫婦で本当にゆったりとした時を過ごした。三月堂では、お坊さんが説明のため懐中電灯で仏像の顔を照らし、仏様は眩しくないのか、失礼ではないかと心配したりした。その後、大湯屋に続く、ほとんど人通りのない裏参道を巡ったが、二月堂をバックにした階段道の景色に感激し、なんて美しい場所だろうと日本の美を発見したかのような気持ちになったものだ。あとから、写真や絵などでとびきり有名なスポットだと知って、ちょっとガッカリしたのもいい思い出。 今でも、この時の旅行のことはよく覚えている。「お互いよく覚えているね。新婚当初だったから、なにかと新鮮だったのだろうねえ。」と、今、この文章を書きながら、夫婦で思い出し合いをした。あの時、お土産を買わなかったけれど、今思えば買っとけばよかった。若くてお金の余裕がなかったから我慢したのだろうね、などと、しまいには、迷ってついに買わなかった土産物のことまで思い出してしまった。 あの時も、今度は是非お水取りの時に来てみたいねと話し合ったものだ。でも、私の仕事は三月が繁忙期。行きたい行きたいと思いながら、ここまできた。 早いもので、我々もいい中年になり、若い頃を懐かしく思い起こすことが多くなった。まだまだ追憶にふけるには早いようにも思うけれど、この辺りの年齢で、ちょっとそんな心境になるのかもしれない。もっと歳をとったら、いや、まだまだオレは若いぞ、などとと言い始めるかも知れないけれど……。 他のご家庭の、五十歳前後の夫婦の会話って、どんなのだろう?
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