ものぐさ 徒然なるままに日々の断想を綴る『徒然草』ならぬ「ものぐさ」です。
内容は、文学・言葉・読書・ジャズ・金沢・教育・カメラ写真・弓道など。一週間に2回程度の更新ペースですが、休日に書いたものを日を散らしてアップしているので、オン・タイムではありません。以前の日記に行くには、左上の<前月>の文字をクリックして下さい。
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昨日、漫画家赤塚不二夫が死去した。私の子供の頃の超売れっ子。アニメ「おそ松くん」は、子供みんな観ていた。私には、家の玄関前でイヤミの「しぇー!!」をしている白黒写真があるくらい。確か、ゴジラも「しぇー!!」をしていたはず。爆発的に流行った。ケムンパスも描きやすいからノートの端っこによく描いたものだ。 先の六月、人間ドッグの待合いに赤塚選集のような文庫本が置いてあり、巻末の古谷三敏の思い出話を読んだばかり。アシスタントを超えた一心同体的なサポートをして、後、独立の際、赤塚色から脱出するのに苦労したといった内容だったが、赤塚の人となりが伺われるエピソードが色々書かれていて、温かい文章だった。 私の学生時代、お会いしたことはなかったが、近くに赤塚さんが住んでいた(この話は以前書いた。二〇〇五年八月十一日記事)。あの頃、ハナモゲラの山下洋輔らと仲が良かったし、タモリの売り出しに力を入れていたこともよく覚えている。 今後、追悼ものが多く出るだろう。今、この歳で読んで面白いだろうか。ストーリー的にはちょっと覚束ないかもしれないが、ギャグの豊富さと登場キャラクターのユニークさは天下一品。彼は、漫画にある多くの要素の、この二点で傑出していた。 当然、彼は言葉遊びの天才。例えば、「天才バカボン」って、「天才」と「バカ」をぶつけて遊んでいるのだけれど、実はそれだけではなく、梵語「薄伽梵(ばがぼん)」を踏まえているのではないかと昔から密かに睨んでいる(もう誰か指摘しているかもしれない)。則ち、聖なる者・世尊の意。 ナルト巻模様つんつるてんの和服に帯締めのバカボンは、仏様のような存在として形象化されたのではないだろうか。
ニュースを見た昔のガキん子、今のオッサン連中は皆、懐かしくイヤミやチビ太を思い出していることと思います。楽しい漫画を有り難う。そして、おやすみなさい。合掌。
(追記……おくやみ欄に、自宅は「新宿区中落合1-3-15」とあった。新目白通り、西武新宿線下落合駅が近い。あの頃と変わらず、同じところにお住まいだったようで、これも私には懐かしかった。)
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