ものぐさ 徒然なるままに日々の断想を綴る『徒然草』ならぬ「ものぐさ」です。
内容は、文学・言葉・読書・ジャズ・金沢・教育・カメラ写真・弓道など。一週間に2回程度の更新ペースですが、休日に書いたものを日を散らしてアップしているので、オン・タイムではありません。以前の日記に行くには、左上の<前月>の文字をクリックして下さい。
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昨年に引き続き「金沢JAZZ STREET 2010」が開催され、連休中、繁華街の会場を巡り歩いて、かなりの数のバンドを聴いた。 「武田幸夫カルテット」「TAKE−C」などのオーソドックスな編成のモダンジャズ、「金沢銘曲堂」のドラムレストリオ、地元社会人ビックバンド「ピラミッド」、創価大学、青山学院大学、国立音大、慶応義塾大の各学生ビックバンド、同志社大学、早稲田大学のデキシーランドジャズなど。 社会人バンドの実力はなかなかのもの。世の中、人前で楽器を披露できるセミプロクラスの人が一体どのくらいいるのだろうかと疑問が湧くくらい。音楽で飯を食っていないから社会人と分類するだけで、飯を食おうとしたらそのままプロになるというレベルの人も多い。この中では、個人的に「金沢銘曲堂」のサックス・ギター・ベース編成が珍しく、面白かった。 ビッグバンドでは、山野コンテスト四連覇の国立音大ニュータイドが群を抜く。昨年はロック系ギターだったり派手なパフォーマンスのボーカルがいたりと若者らしい音作りだったが、今年は少しオーソドックス路線に。プロの卵の集まりだから当たり前だが、アドリブソロが完成されている上に、山野で演奏したと紹介された曲など、明らかに現在のメンバーの実力を一番発揮できるようにアレンジされているもので、なるほど、コンテストでのアピール度は高いだろうと推察される出来。演奏も余裕綽々で、会場も大いに盛り上がった。 同志社のデキシーバンドのコメントで、「大学でデキシーをやっているのは今やうちと早稲田くらいしかない。」と語っていたのが印象に残った。このトラディショナルな音楽は、日本ではどんどん先細りの真っ最中のようだ。そのもう一方の早稲田大は、デパートの催事・食堂街階での演奏だったが、途中で廊下を巡り歩いて買い物中の客を楽しませてくれていた。 プロでは、「森下滋カルテット」を聴いた。私は、昨年、講義とソロを聴いている。今回はラテン・タンゴ畑のバイオリン奏者とベーシストを入れて、ラテン系の名曲を多く演奏した。ベースはジャコ好きと見た。 夜は、「月見光路プロジェクト」ということで、光のオブジェがそこここに置かれた「しいのき迎賓館」裏の芝生広場で「BE;Z」なるスカ〜アシッド風サウンドのプロバンドを聴いた。ロッキーやらETやら有名曲が何でもジャズになっていて判りやすく、熱心な女性ファンがいる感じのバンドであった 今年、巡った場所は、109前、柿の木畠ポケットパーク、香林坊にぎわい広場、アトリオ八階、片町プレーゴあたり。あまり移動しなくてすむところを選んで動いた。特に、夜、今春出来たばかりのしいのき広場に大勢の人が集まっていて、そこの芝生に寝ころんで聴いたのが印象に残った。まるであたりは行く夏を惜しむ花火大会のような雰囲気だった。私の前で寝ころんでいたのは、出演したどこかの大学ビックバンドの女学生たち。わざわざ出向いて演奏し、こうして異郷の町の中心部で寝ころんで夜のひととき過ごす。若い時のいい思い出になったかしら、老いてこの時を思い出してくれるかしらと勝手に想像した。 今回、デキシー、モダン、ビッグバンド、ラテン系など色々な種類のジャズが聴けて、一年間分のJAZZを聴いた気分になった。東京あたりでは、一つのバンドに数杯のドリンクを飲んだだけでクレジット支払いしなければならないような金額になる。無料でハシゴしているのが申し訳ないくらい。県外客の入れ込み実数は判らないが、お客さんは大勢いたし、今後も継続し「金沢でジャズ」を定着させてほしい。
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