ものぐさ 徒然なるままに日々の断想を綴る『徒然草』ならぬ「ものぐさ」です。
内容は、文学・言葉・読書・ジャズ・金沢・教育・カメラ写真・弓道など。一週間に2回程度の更新ペースですが、休日に書いたものを日を散らしてアップしているので、オン・タイムではありません。以前の日記に行くには、左上の<前月>の文字をクリックして下さい。
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2006年03月28日 :: 来年……。 |
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内示の日、授業以外は席を空けることなく待ったが、異動の連絡はなかった。身辺整理は終わっている。親しい人へのお別れの品まで購入済みだったので、意外なことで困惑した。毎年、今年こそ異動だ異動だと漏らしているので、ほとんど、職場の中で私は「オオカミと少年」状態である。 ここのところ、置いてもらっている感が強い。手術をしたが痛みが残り、以前ほどテキパキと仕事ができなくなった。その私を、また居残して、一体、何をせよというのだと虚しい気持ちが湧いた。人生の展開が後ろに後ろにずれて、時が止まっているかのようである。 短年で異動をした人の中には、ようやくこの職場に慣れ、これからと思っていたのに残念であると、はっきり離任式で述べた人もいた。ちょっぴり胸が痛む。 帰宅後、異動はなかったと老父に連絡すると、まあ、つまりは、お前の引き受け手がなかったのだろうよとのこと。 ああ、そうか。制限のある者を喜んで引き受ける職場があるわけはない。進学校だから、パワーの落ちた者は去るのが当然だと思っていた。でも、それは、放出側の理屈でしかない。 来年度は、出来るだけ、元気だよ、問題ないよとアピールすることにするよと答えると、そんなカラ元気をみせても、その嘘を人は見ているよ、名実共に病気を軽減させて、元気になるしかないよとのこと。それもまた、その通りである。いくつになっても子は親に教えられる。 来年、元気に、普通に異動する。どうも、そう自分を持っていくのが新しい年度の目標になった。 愚妻が、「貴方、痛い痛いと家に籠もってばかりいないで、これから、季節もよくなったし、どんどん外に出ましょうね。」と勧める。 もう二年以上、市周辺より遠くに出たことはない。出なきゃねと何回もこの日記に書いたけれど、実行しているとは言い難い。 そうだね、そのとおりだ。 そうしよう。
居残りの心を知るや早桜 俊 建
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(マイノートパソコンと今は無き時計 2005.6 リコー キャプリオGX8)
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