ものぐさ 徒然なるままに日々の断想を綴る『徒然草』ならぬ「ものぐさ」です。
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今日は、愚妻の誕生日。 以前、この日を忘れて、嫌みを言われ続けたことがある。以後、妻が振る十一月上旬話題には、細心の注意を払って、迂闊な物言いをしないようにしている。 妻帯者は、多かれ少なかれそういう配慮をしているものである。していると思う。しているんじゃないかな?
我々は、誕生日にそれぞれ欲しいものを買うことにしている。我が家の収入は、一度愚妻にすべて集約され、そこから必要経費を請求して、なにがしかのお金が下りるシステムになっているので、私の個人管理費はないに等しい。それゆえ、私から誕生日プレゼントを贈るということはありえない。もし贈ったら、そのお金はどこから出たのかということになる。 ということで、お互い、自分で欲しいものを決め、今年はこれにすると相手に告知の上、クレジットで買い物をする。つまり、誕生日は単なる物欲の契機となっているにすぎないのであった。私は味気ないような気がするが、でも、そうした強固な中央集権管理システムを家庭内に構築したのは愚妻のほうである。 だから、気持ち的に、O・ヘンリー「賢者の贈り物」みたいなことは絶対起こらない。 愚妻は、十年ほど愛用したソーラー腕時計の調子がよくなくて、安時計でつないでいたので、いい時計がほしいという。理学部出身の職業婦人なので、電波・ソーラー・チタンで防水、軽くて薄くて、大きく実用的な文字盤、全部兼ね備えたのがいいという。そもそも女性用は、装飾性の高いものばかりで、男物を少し小型にした実用本位のタイプは思ったほど展開がない。調べたら、すべての希望を入れたモデルは一機種あったにはあったが、発売されたばかりで割高だった。 そんな折り、ちらしの特価品に、R社の「オイスター・パーペチュアル」(平行輸入品)が出ていた。自動巻モデルで結構厚い。チタンでも電波でもない。全然、希望と違うのだが、R社のものとしては確かに格安価格。一生ものということで、急遽、それにすることになった。瓢箪から駒的な衝動買いの部類である。 時計をつけてみて、彼女は、「私の人生、R社の時計の所有者になるなんて、考えてもみなかったわ。」と感慨を漏らしていた。そうだろう、普段使いのもので、最も高価なものに違いない。
でも、そんなしみじみ路線も、一時のこと。 値段から考えて、ここ五年、お前の誕生日プレゼントはなしだぞという私と、「あんたの今年のノートパソコン、いくらだったと思ってんのよ。三年くらいなもんだわ。」と主張する愚妻との間で、今、攻防の真っ最中である。
(犀川をバックに記念撮影)
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(マイノートパソコンと今は無き時計 2005.6 リコー キャプリオGX8)
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