ものぐさ 徒然なるままに日々の断想を綴る『徒然草』ならぬ「ものぐさ」です。
内容は、文学・言葉・読書・ジャズ・金沢・教育・カメラ写真・弓道など。一週間に2回程度の更新ペースですが、休日に書いたものを日を散らしてアップしているので、オン・タイムではありません。以前の日記に行くには、左上の<前月>の文字をクリックして下さい。
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今春、義父を亡くしたので、十一月中旬に喪中葉書を出した。人より早い部類で、その後、何枚も喪中欠礼の葉書が届く。多くは友人知人の親世代が亡くなったという知らせ。その中に、私と面識のあるご本人の死を知らせる喪中葉書があった。差出人は子息。 事業主の方だったので、ウェブサイトで情報を検索したところ、脳溢血で急死し、急遽、息子が跡を継いだと息子自身のブログに書いてあり、少し事態を知った。 十数年前に仕事で親しくさせていただいたが、職場も変わったので、ここのところご無沙汰であった。古くからある街道筋の商店街のご主人で、地域の振興に尽力され、執筆活動も盛んだった。数年前にちらりとお会いし挨拶を交わしたのが最後となった。享年六十三歳。おつきあいのあった頃は五十歳くらいだったようだ。 その時、一緒に仕事をしていた先輩教員も二年ほど前に他界している。十年一昔とはいうが、ついこの前ご一緒していたように思うお二方がすでにこの世にいないとはにわかに信じがたい。 長く仕事をしていると、あそこではこんな苦労があった、あんな嫌なことがあったと、当事者の自分はよくよく覚えているが、年経り人散り、あげく知っている者さえ亡くなってしまえば、懐かしみ合う相手とてなく、そんなことがあったことさえこの世から消えていく。あとに残るのは人にも告げず自分だけ覚えていて、そのままあの世にもっていくつもりのあやふやな記憶の山ばかり。 ご子息はまだかなりお若いはず。差出人の名前を見ながら、末永いご商売のご繁栄を端ながら祈った。
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(マイノートパソコンと今は無き時計 2005.6 リコー キャプリオGX8)
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