ものぐさ 徒然なるままに日々の断想を綴る『徒然草』ならぬ「ものぐさ」です。
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2011年12月03日 :: 冬はテレビっ子 |
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夜が長くなった。例年通り窓に遮光カーテンを追加したので,カーテンを開けないと外の光の様子がわからない。寒いので出不精。 という訳で、どうしても冬はテレビっ子になる。NHKーBSでスペースシャトルの歴史を総括したBBC製作のドキュメンタリーを見た。実に明快に宇宙開発の光と影を伝えていて為になった。二回の爆発事故、ミッションを見失い存在意義が危ぶまれた時期があるなど、観ていてバラバラに知っていた宇宙開発の知識がすっきり整理された感じであった。先日聞いた元宇宙航空研究開発機構関係者の講演が、いかに青少年向きの明るい面のみを強調したものであったかということを感じた。コロンビア号事故はかすかに覚えていても、チャレンジャー号事故(一九七六年)は教えないと知らない昔の歴史。私はファインマンの事故報告のエッセイを思い出した。 大河ドラマ「江(ごう)」は最終回を迎えた。最後まで台本の立ち位置が定まらぬ筋立てと台詞であった。最終回は子孫を将軍及び天皇につかせた女の栄華の極みのようなニュアンスがあったが、それを目指した女性でもなし、主人公の人物造型が最後まで中途半端であった。「女の生き方」を強調するあまり、その場その場「女性」括りで都合のよい事象にすり寄って作っていった感が強い。秀吉の矮小化もひどかった。 NHKーBS「ビビアン・リーを探して」は名ドキュメンタリーであった。てっきり海外製作だと思っていたらラストの字幕でNHK製作と知り感心した。向上心が強く人を惹きつける大女優の三つの愛が、如何にもそれぞれの年齢らしい心の在り方であらわれるので、彼女の気持ちがよく判った。当時を知る老いた関係者のインタビューが生々しくその使い方も巧い。彼女もローレンス・オリビエも互いに最後まで好きだったこと、晩年の相手ジャックの献身的な愛も素敵な話であった。 NHK大宣伝中の「坂の上の雲」は今冬で第三部。始まった時、足かけ三年とは悠長なものだと思ったが、もう三年経つ。今は再放送で過去回を復習中。お金のかかったドラマである。
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