ものぐさ 徒然なるままに日々の断想を綴る『徒然草』ならぬ「ものぐさ」です。
内容は、文学・言葉・読書・ジャズ・金沢・教育・カメラ写真・弓道など。一週間に2回程度の更新ペースですが、休日に書いたものを日を散らしてアップしているので、オン・タイムではありません。以前の日記に行くには、左上の<前月>の文字をクリックして下さい。
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2005年11月21日 :: 年賀状印刷の季節 |
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家庭用コピー機が家にあったので、我が夫婦、お互いの実家、計三軒分の年賀状製作担当が私ということになっている。今は、パソコンのプリンターがそれに取って代わった。 去年、今年と、プリンタ会社のサイトに無料の絵柄素材が提供されていて、そこから選ぶ。考えなしの定番デザインならあっという間である。あとは、六百枚の印刷のお守り。 愚妻の実家は愛犬がいるので、その写真が中央。今年はこの手のペット自慢のオンパレードだろう。先日、そのために実家に写真を撮りにいったけど、短時間でいい顔してくれるほど犬も下卑ていない。 我が家のは、勤務先の文化祭で見つけ、マクロで撮った犬の縫いぐるみが採用されている。 さて、表書きである。一時期はパソコンで管理、ラベル打ち出ししていたが、更新をさぼっていたら古びて使えなくなった。もう面倒なことはしたくない。最近は、前年きた人に鸚鵡返しをしているだけである。 そろそろだと、去年の束を見直していたら、今年六月亡くなった同級生S女史からの賀状が目に飛び込んできた。 「歳をとるとヌカ喜びもしなくなるけど、完全な絶望もしなくなる精神のバランスのとり方ができてしまうのかな」 と一筆加えてある。 もらった時は、他の賀状に紛れて読み流していたようだ。なにやら達観した文章である。だが、どうしたというのだろう、インクの青色が薄くなって、もう見にくくなっている。消え入りそうな筆の跡。 私は、ちょっと躊躇してから、意を決して、愛用のペリカン万年筆の太い字で、その横に「彼女の最後の年賀状。要保存」と、青々と書き足した。 途端、どっと悲しくなった。
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(マイノートパソコンと今は無き時計 2005.6 リコー キャプリオGX8)
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