ものぐさ 徒然なるままに日々の断想を綴る『徒然草』ならぬ「ものぐさ」です。
内容は、文学・言葉・読書・ジャズ・金沢・教育・カメラ写真・弓道など。一週間に2回程度の更新ペースですが、休日に書いたものを日を散らしてアップしているので、オン・タイムではありません。以前の日記に行くには、左上の<前月>の文字をクリックして下さい。
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2005年11月23日 :: 四方君の詩集で読書会 |
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先週、四方君の詩集を使って後期校内読書会をした。最新詩集の詩は、ちょっと難しいので、数編にして、ほとんどを処女詩集のなかから選んだ。君たちと同世代の時の作品だよというのが惹句。司会の生徒さんとの事前の打ち合わせで、まず、興味を持った作品数編をあげてもらい、上位の作品から見ていくというアイデアを出してくれて、その方式でやったら、比較的うまくいった。普通、高校読書会の大人(助言者)は、最後にまとめるのが役目。話し合いがスムーズに流れれば出番は最小というのが正しい。今回は、彼の置かれた立場からの説明が必要で、こちらが長々喋らなくてはならず、話し合いというより講義みたいになるのではないかと危惧していたが、逆に、小説と較べ、一編一編が短いから、その場で考えて意見をいえるといった気軽さもあり、こっちもかなり喋り、生徒も意見も言ってくれ、生徒の「ちゃんと参加した」感はちゃんと達成されたようだ。 昔々、四方君と二人でせっせと伊東静雄の読解をしていた。それとやっていることは何も変わらない。人数が多くなっただけである。あの時は、二人だけなので煮詰まってきて、教室の横を通った先生を招き入れ、その人の詩についての思いなんかを聞いたこともある。「一人の詩人で、その時期その時期で、色々な思いがあることがわかった」「自分とは違う解釈をしてる人がいて、びっくりした」という感想は、こちらとしては、この会のねらいでもあるので、うまくいったと安堵感もあるのだが、後からよく考えてみると、そうした実感を、今まで子供たちに味わわせたことがない国語教育のほうがよほど問題である。
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この日記には教育についてのコメントが出てきます。時に辛口のことも多いのですが、これは、あくまでも個人的な感想であり、よりよい教育への提言でもあります。守秘義務や中傷にならないよう配慮しているつもりです。 もし、問題になりそうな部分がありましたら、メールにてお知らせください。
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