ものぐさ 徒然なるままに日々の断想を綴る『徒然草』ならぬ「ものぐさ」です。
内容は、文学・言葉・読書・ジャズ・金沢・教育・カメラ写真・弓道など。一週間に2回程度の更新ペースですが、休日に書いたものを日を散らしてアップしているので、オン・タイムではありません。以前の日記に行くには、左上の<前月>の文字をクリックして下さい。
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2005年11月26日 :: 詩人祭を見る |
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先の祭日、金沢市民芸術村里山の家で「第三回石川詩人祭」を短時間参観した。再生古民家で繰り広げられる地元詩人主催のイベント。 いかにも、国語教員らしい行事に行ってきたように思われるかもしれないが、全然、違う。国語教員は概して創作とは無縁である。公立学校教員は役人気質が染みつく。芸術肌とはあい入れない部分があるし、郵便配達夫は休日に遠足しないの類でもある。教員は、商売として国語を教えているのであって、楽しくてやっている訳ではない。生徒の助動詞の習得加減に一喜一憂している存在にすぎない。それに、活動の中心は校務や部活。余暇に創作まで興味をのばす気はない。だから、地元にどんな創作者がいるかも一切知らないという人も結構多い。つまり、かくほどまでに別の世界なのである。 朗読のコーナー。初老の男性が自作を一人芝居よろしく熱弁するのを聴いたが、到底、私にはできない行為であると恐れ入る。演劇をやっている方とちょっと似たものを感じる。どちらも自己表現というものに貪欲な人たちなのだということに気づく。理系の愚妻にいたっては、知らない人種の世界を垣間見たという怖いもの見たさ的感想。 でも、この方々、日常の隅々にまでアンテナをはり、掴まえ、温め、言葉を選び、意識の軌跡としてつなぎ止めることの名人たちである。 どこの文学サークルでも同じ悩みを抱えているが、運営者、聴衆ともども、年齢層がかなり上なのが気にかかった。 この時の外出のメインは、もうひとつ、会場近くの生協ストアでの買い物。ちょうと冷蔵庫が空になり、お米がなくなっていた。こっちのほうの違和感のなさっていったら、もう。
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この日記には教育についてのコメントが出てきます。時に辛口のことも多いのですが、これは、あくまでも個人的な感想であり、よりよい教育への提言でもあります。守秘義務や中傷にならないよう配慮しているつもりです。 もし、問題になりそうな部分がありましたら、メールにてお知らせください。
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(マイノートパソコンと今は無き時計 2005.6 リコー キャプリオGX8)
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