ものぐさ 徒然なるままに日々の断想を綴る『徒然草』ならぬ「ものぐさ」です。
内容は、文学・言葉・読書・ジャズ・金沢・教育・カメラ写真・弓道など。一週間に2回程度の更新ペースですが、休日に書いたものを日を散らしてアップしているので、オン・タイムではありません。以前の日記に行くには、左上の<前月>の文字をクリックして下さい。
・XP終了に伴い、この日誌の更新ができなくなりました。この日誌の部分は、別のブログに移動します。アドレスは下記です。
エキサイトブログ 「金沢日和下駄〜ものぐさ〜」 http://hiyorigeta.exblog.jp/
|
2006年05月05日 :: スーパー銭湯に行く |
|
|
黄金週間中、安近短の極致、流行のスーパー銭湯に行ってきた。ごった返していたせいでシステムが分からず、券を買っだけで受付けを済ませずに入場してしまい、夫婦ともども、新しいところでまごつくお年寄りぶりを見事に発揮してしまった。 広いお食事処(別会計)が目をひく。大きなお風呂、お食事もあり。温泉宿の美味しいところだけを抜き出して安価に提供しましょうというのがコンセプトなのだとすぐ気づく。これもある種ベンチャー的発想である。 それにしても大盛況。お風呂だけに文字通り芋の子を洗うようである。混雑している脱衣場で服を脱ぎながら、久しぶりという感覚に見舞われる。 外湯が久しぶりなのではない。小さいながらいつもジムの風呂に入っているし、新しい支店の方は結構大きなお風呂である。何が久しぶりなのだろうとその感覚の元を手繰っていくと、どうやら、人を見てそう思ったようだ。 お年寄り、中年、アンちゃん、子連れの若いお父さん、中学生の僕……。年端のいかぬ女の子も裸で駆け回っている。 ここには、社会を構成している全ての人がいる。そして、みんな元気に疲れを癒しにくる。子供を叱る親の声。一所懸命自分で服を着ようと奮闘中の幼児の地べた座り。ちょっとお腹の出過ぎで、早晩体を壊すと思われるような恰幅のいいオッさんの自信ありげな歩き方。みんな、後ろに社会や生活がほの見える。 それに対して、ジムのお風呂は、運動をしようという目的で集まった限られた大人の汗流しの場でしかない。このおもちゃ箱ひっくり返したような喧噪と多様な人種の坩堝(?)に、私はどうやら活発々たる人の躍動を感じて瞠目したのである。 病気で一度全てが停止していたので、最近は、何か行動する度に、これをしたのは何年ぶりだろうと考える癖がついている。 酒入り樽風呂に入りながらつらつら思いおこす。銭湯にきたのは五年ぶりくらいか。懐かしいはずである。近年、足が遠のいていた上に、発病後は、滑って転ぶのではという不安で行くに行けなかった。 たかだか銭湯だけど、私にとっては、ひとつひとつが生活を普通に戻す大事なステップ。恙なく妻と約束した休憩場所まで戻ってこられた。 最近は、行くところ行くところ、WEB日記用にとカメラで撮しているのだけれど、今回はさすがに持っていかなかった。 脱衣場の出入り口にデカデカと撮影禁止のマークが掲げられていたけど、それはそうだ。風呂場にカメラ持ち込んだら怪しまれるに決まっている……。 (……ということで今回写真はありません。)
|
|
|
|
|
|
|
|
|
お願い
この日記には教育についてのコメントが出てきます。時に辛口のことも多いのですが、これは、あくまでも個人的な感想であり、よりよい教育への提言でもあります。守秘義務や中傷にならないよう配慮しているつもりです。 もし、問題になりそうな部分がありましたら、メールにてお知らせください。
感想をお寄せください。この「ものぐさ」のフォームは、コメントやトラックバックがあるブログ形式を採っておりません。ご面倒でも、左の運営者紹介BOXにあるアドレスを利用下さい。
(マイノートパソコンと今は無き時計 2005.6 リコー キャプリオGX8)
|