ものぐさ 徒然なるままに日々の断想を綴る『徒然草』ならぬ「ものぐさ」です。
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2006年08月22日 :: 東大お受験漫画を読む |
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先の出張業務の待機時間に、読むものがなくなって、同僚が持参していたコミック『ドラゴン桜』第十三・十四巻を読んだ。出来ない生徒を東大に受からせる話で、去年、テレビドラマにもなった話題本である。 各教科の受験テクニックのポイントを、重厚そうな教員が、さも大事そうに喋る。でも、どこかで聞いたことがあるようなアドバイスばかり。オレが授業でいつも言っていることばかりだと受験がらみの教員は、皆、思うそうだ。やっぱり? 私も、そう思いました。 黒板で喋る教員、座席で質問する生徒のシーンばかりで、絵に動きがない。なぜ、これを漫画にしなければならないのか判らないと洩らしたら、横に座っていた教員、「ストーリーの中で語られるから子供も読むんでしょ。活字ばかりの極意集だったら、今の子供、読みませんから。」とのお答え。どうやら、極意まで漫画にまぶして与えないといけないらしい。 正直、絵も下手だ。時々、頭身のバランスを欠く。異常に頭がでかいのが混じる。 主人公の若い実業家は偉そうな口ばかり。出てくる各科の教員も、老成した御尊顔の大家面。国語教員は、晩年の川端康成か年老いた芥川龍之介といったところである。 腫れ物に触るような昨今の生徒との関係。友達教員が基本のような考え方。そんな中で、こうした高飛車に方向性を示してくれる教師に対する憧れが、逆に人気の秘密になっているのではないだろうか。 なんと言っても、生徒にとってはその方が楽だから……。
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