ものぐさ 徒然なるままに日々の断想を綴る『徒然草』な らぬ「ものぐさ」です。
内容は、文学・言葉・読書・ジャズ・金沢・教育・カメラ写真・弓道など。一週間に2回程度の更新ペースですが、休日に書いたものを日を散らしてアップしているので、オン・タイムではありません。以前の日記に行くには、左上の<前月>の文字をクリックして下さい。
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2009年01月03日 :: ことさら流すということ |
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久々に「日本語八つ当たり」の話題。 年末、民放ラジオを聞いていると、その番組を提供している地元企業の経営者が一年間の総括を語っていた。コメントを短くつないで数分に仕立ててある中で、その方は「じゅんぷうまんぽ」と言い間違えていた。 よくある勘違いの部類だが、気になったのは、なぜ、わざわざその部分を使ったのだろうかということ。インタビュー時にもう一度録り直すか、その部分は使わなければいいではないか。放送局が、お金を出してくれている人のイメージ低下を促進しているような具合になってしまって、営業上もまずかろうに……。 昨日は昨日で、新年のメッセージが入ったといって、若い女の芸能人のコメントが流れた。 「今年は丑年だから、とつうしもうしん? ほら、なんかそんな四字熟語があるじゃないですか、それみたいに、突進していきたいと思いますので、応援宜しく。」 彼女にとって丑年は、ゆっくりのんびりの象徴ではなくて、角を突き出して盲進する闘牛のイメージらしい。それはそれで面白いのかもしれないが、四字熟語としては、猪と牛がごっちゃになって、もう滅茶苦茶である。 これも、録音音源。生放送で言い間違えたというのは仕方がないが、なぜ、こんな恥をかいている発言をことさら満天下に流すのだろう。放送局として、今時の若者の発言はこんなものだろうといった軽視が潜んでいるような気がする。あるいは、「お馬鹿キャラ」全盛の悪弊かも……? どうも中年のおっさんには、そのあたりの「言語感覚」がひどくひっかかる。ちゃんとした日本語を放送で使うのは、アナウンサーの仕事ばかりではない。現場で采配しているディレクター自身が、更なる言語感覚の向上と、言葉を提供している人としての使命感を、もう少し高めてもらいたい思うのは私だけだろうか。
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(マイノートパソコンと今は無き時計 2005.6 リコー キャプリオGX8)

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