ものぐさ 徒然なるままに日々の断想を綴る『徒然草』ならぬ「ものぐさ」です。
内容は、文学・言葉・読書・ジャズ・金沢・教育・カメラ写真・弓道など。一週間に2回程度の更新ペースですが、休日に書いたものを日を散らしてアップしているので、オン・タイムではありません。以前の日記に行くには、左上の<前月>の文字をクリックして下さい。
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毎秋、野々市町はニューヨークの一流ジャズマンを呼んできてコンサートを開く、翌日は金沢市民芸術村でライブ。これが恒例。昨年度のジョン・ファデス(tp)は野々市の方に聞きに行った。毎年、年末に地元放送局が芸術村の方のライブを流してくれる。ジャズファンとしては楽しみなオンエアである。地元放送局制作のジャズプログラムなんてそんなにありませんからね。 今回は、ピアノの巨人ジュニア・マンスが来日。私も彼のCD1枚持っている。パソコンのHDに録画した。先々週(1月16日)の夜、いつも聞いているNHKーFM「セッション505」(司会小川もこ)のライブ放送がやはり彼らであった。ツアーのラストを飾る演奏とのことで、同じメンバー、金沢と曲も似たり寄ったり。ほとんど同じ演奏のはず。でも、なにかが違う。出来はどちらも素晴らしい。では、なにが? 結局、演奏自体ではなく、どうも、映像ありなしの違いが観客(リスナー)の印象を変えているとしか思えない。 映像は、パフォーマンス的な要素も含めて楽しむ。この音は気張って一生懸命吹いたんだな顔が歪んだとか、ピアノの指の動きがさずがだなとか……。そんな映像上の印象が第一番目にくる。その次にサウンド。それに対し、ラジオは音だけの世界で、純粋にCDを聞く感覚で聞いている。ソロの善し悪し、アンサンブルの揃い具合など。音楽としては、ラジオの方が聞く耳のほうが格段に厳しいということになる。それで、迫力を感じたり楽しかったりするということは、演奏が抜群にいいからということ。映像では、そのコンサートに行ったお客さん気分で楽しめるけれど、ラジオやライブCDでで聞くと、どことなく散漫な印象が……という場合は、パフォーマンス優先ということになる。そんな演奏は、MDにおとしても、結局は聞かない。 今回のジュニアマンスの音は、ファンキーななかにジャズジャイアントの一人としての格調が感じられて、音の世界の方に「さずが」感があった。「セッション505」も、毎週のように聞いているが、ああ、今週のは録音したけど、何度も聞かないなという演奏の方がはるかに多い。今回はそうした意味で大当たりであった。
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(マイノートパソコンと今は無き時計 2005.6 リコー キャプリオGX8)
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