ものぐさ 徒然なるままに日々の断想を綴る『徒然草』ならぬ「ものぐさ」です。
内容は、文学・言葉・読書・ジャズ・金沢・教育・カメラ写真・弓道など。一週間に2回程度の更新ペースですが、休日に書いたものを日を散らしてアップしているので、オン・タイムではありません。以前の日記に行くには、左上の<前月>の文字をクリックして下さい。
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これも、ある意味、男女もの。 『ダーリンは外国人』シリーズの三冊目。このシリーズ、ベストセラーになって、すでに百万部だという。根強い人気で、図書室でも借りる子が多い。 前二冊は、外人と結婚して感じた文化の違いを面白可笑しく取り上げていたが、今度は、語学オタクの旦那さんと共著になって、言葉からみた比較文化論である。(もしかしたら、税金対策かも?) 日本語の「と」はずるい言葉だとか、日本人は受身を何にでもつかって曖昧化させるが、外国では能動性・積極性が強調されるので、多用は戒められているといった話題が、夫婦のやりとりの中で進められていく。 「切る」は英語で「カット」。どうやらカ行は切断のイメージと結びつきやすいらしい。 「架空の言葉で、MALとMIL、どっちかが大きなテーブル、どっちかが小さなテーブルです、大きいのはどっち?」という質問に、八割以上の人がMALと答えることから、音のイメージに人類共通の傾向があるという話なども、世界的視野で言語を考えることが少なかった私には興味深かった。 こんな漫画なら、ためになっていい。 もともと、夫婦のやりとりものというのは、永遠の題材で、全人類的に親しい。だって、毎日喋っているのだから、嫌でも感ずるところがある。性別が違う、年齢が違う、出身地が違う、育ちが違う、違う違う同士の日々のやりとり。驚きの連続である。彼女の場合、相手が外国人ということで、その振幅がもっと激しかったハズで、そこをうまくトピックにしている。漫画自体も楽しいし、旦那さんの髭ズラ、本物とそっくりだけど、彼女の本当の才能は、そうしたやりとりの中から、大事なことを見つけ出す力である。
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