ものぐさ 徒然なるままに日々の断想を綴る『徒然草』ならぬ「ものぐさ」です。
内容は、文学・言葉・読書・ジャズ・金沢・教育・カメラ写真・弓道など。一週間に2回程度の更新ペースですが、休日に書いたものを日を散らしてアップしているので、オン・タイムではありません。以前の日記に行くには、左上の<前月>の文字をクリックして下さい。
・XP終了に伴い、この日誌の更新ができなくなりました。この日誌の部分は、別のブログに移動します。アドレスは下記です。
エキサイトブログ 「金沢日和下駄〜ものぐさ〜」 http://hiyorigeta.exblog.jp/
今日から、イタリアトリノでの冬季オリンピックが始まった。こちら時間早朝の開会式をテレビでながら鑑賞。向こうは夜である。オリンピックは、本当に人生のお楽しみである。夏冬交互に二年に一度、もうどれがどの五輪だか記憶はごちゃごちゃだが、ニッポン頑張れで、スポーツに別段関心のない私のようなものでも、テレビを観るのが楽しみになる。 人生が長くなると、桜を見てまた歳が巡った感慨にふける心が静かに沈潜するが、巡るオリンピックにもそんな感慨がわく。 それにしても洗練されている。出し物一つ一つが見たことないアトラクションで、そのため、新鮮な驚きがある。人間を使った壁面アートや火を噴くヘルメットのスケーターなどが映像的にインパクトがあった。トリノではあの出し物があったねと、観た人の心に印象を刻んでもらおうという意欲を感じる。出し物と出し物の連続性もよく考えられていて、押しつけがましくない程度に人類の平和を訴えるモチーフを入れたかと思うと、サラリと自国をPRしたり、演出が上手い。入場し終えた選手にはベンチが用意されていて、疲れなくて好評だったという。これは、つまり、ハケた人員の処理がうまいということ。 音楽は、懐かし路線。入場行進は、全世界誰でも知ってる懐かしい一九七〇、八〇年代のノリのいいヒット曲を使っていた。他の出し物の選曲も親しみやい。 また、カメラワークが芸術的だったことも印象的だった。ズームアウトしながら出し物を巨大な鉄骨の五輪の輪の中に撮して遠近を強調したり、五輪旗入場をアップで撮して、通り過ぎると向こうにその鉄骨五輪が五色に輝いているのが見えたり。考えられた構図的なショットが多かった。 デザインの国だから、やっぱり、洒落ているんだなあと思いながら見ていたのだけれど、テノール歌手パバロッティがオペラハウスを模したステージから出てきた時にハタと気づいた。 イタリアはオペラのお国柄。関係者にしたら、巨大劇場でオペラ「冬季五輪」を上演しているみたいなものだ。手慣れているはずである。 どこかの国であった昼間の田舎臭い開会式とは大違い。
|
|
お願い
この日記には教育についてのコメントが出てきます。時に辛口のことも多いのですが、これは、あくまでも個人的な感想であり、よりよい教育への提言でもあります。守秘義務や中傷にならないよう配慮しているつもりです。 もし、問題になりそうな部分がありましたら、メールにてお知らせください。
感想をお寄せください。この「ものぐさ」のフォームは、コメントやトラックバックがあるブログ形式を採っておりません。ご面倒でも、左の運営者紹介BOXにあるアドレスを利用下さい。
(マイノートパソコンと今は無き時計 2005.6 リコー キャプリオGX8)
|