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ものぐさ 徒然なるままに日々の断想を綴る『徒然草』ならぬ「ものぐさ」です。

 内容は、文学・言葉・読書・ジャズ・金沢・教育・カメラ写真・弓道など。一週間に2回程度の更新ペースですが、休日に書いたものを日を散らしてアップしているので、オン・タイムではありません。以前の日記に行くには、左上の<前月>の文字をクリックして下さい。

 

・XP終了に伴い、この日誌の更新ができなくなりました。この日誌の部分は、別のブログに移動します。アドレスは下記です。

 

エキサイトブログ 「金沢日和下駄〜ものぐさ〜」
           
http://hiyorigeta.exblog.jp/

 2006年02月06日
   金沢のプチグルメ
 東京の鍋の話をしたので、今度は金沢の食の話を……。
 ネットで「金沢」と入れて検索した話は二度ほど書いたが、そこで、金沢市内のグルメリポートをしているサイトを何件も見つけ、「お気に入り」に追加した。お仕着せ記事と一番違うところは、良い悪いがはっきり評価してあるところである。
 自分の行ったことある店の記事を読み、自分の印象とその人の印象を照らし合わせると、印象記書いた人がどんな嗜好の人か判る。そうした点を考慮に入れて、車ですぐに行ける距離のお店をピックアップして、記事を詳細に読む。みんないっぱしのグルメリポーターである。料理の印象だけなのは、情報として利用しにくい。詳しく、所在地、駐車場の有無、HPのリンク、店の雰囲気など、外延的な情報も詳細に紹介してあるサイトが役に立つ。
 日頃の外食は、どうしてもいくところに固定しがちである。そこにそんな店があることは知っていても、どんなところか判らず、ためらわれることもしばしば。そんな不安感がこれでなくなる。何軒も、行ったことがない店を見つけてメモした。今後、春先まで、ちょっとしたグルメな気分を味わえそうである。
 私のような人は多いと見えて、小さな食堂が好印象で紹介された途端、そこのHPのアクセス数が急増したという。印象記を書いた人も、その店の売り上げに貢献できたかもしれないと喜んでいる文章が次の記事でアップされていた。
 だけど、その逆もあり得る。ちょっと拍子が悪くて、悪印象を持った人が大々的にそう書いたら、店の浮沈にかかわることになる。悪意あるものなら訴訟も出来るが、印象記で低評価程度なら喧嘩も出来ない。お店は、店内で料理の皿撮っている素人さんが一番怖いのではないだろうか。
 そんなグルメブログを見ると、ラーメン無風地帯と呼ばれていたここ金沢に、近年、大挙、新規ラーメン屋が出来、過当競争に陥っている様子がほの見えるし、有力カレーチェーン店のライバル心むき出しの争いが、大学生さんあたりの格好の雑談ネタになっている様子もわかる。カレー屋さん二軒並んで商売しているのだから話題にならないわけがない。
  学生食堂タイプの、おかずを選べる定食屋が増殖しているのも見てとれる。実際、私も、数年前出来た車で十分ほどのそんな店によく行く。ヘルシーを心がけて皿をとると、外食だと思われないほどお腹にやさしい献立が出来上がる。煮魚、煮物、菜っぱのおひたし……。
 油もの、和もの、色々選べて、学生・勤め人以外に、家族連れにも大好評の様子である。子供はハンバーグ、お爺ちゃんは魚という風に、どの世代も食べるものがある。飲食業界、ニーズに応えられていないところを見つけて、その隙間をついて、ちゃんと大繁盛を勝ち取っているようである。
 県外の人には「金沢=魚が新鮮」というイメージも強固にある。北陸は回転寿司のグレードが高いということは聞いていて、そうだろうとも思ってはいたが、大都市圏では、一皿百円均一なんてところもあるようだ。そんな所では、回転=安物というイメージがあるらしい。もちろん、こちらでも大将が握る本格的なところよりはずっとリーズナブルだが、それでも一皿千円近いクラスのものも、結構、平気で廻っている。回転でも、ちょっと贅沢に食べると、びっくりするお値段になる。高額にならないように強弱つけながら食べるのが、こちらの貧乏人には常識の食べ方である。
 だから、こちらで評判の某回転寿司屋さん、東京で店を出しているが、そこは回転しないのだという話をネットで読んで、なるほどと思った。
 おそらく同じ食材(ネタ)だろうけれど、お客に同じお金出してもらうときに、回転では承知してくれないのだろう。ご商売としてよく考えられている。
  そういえば、学生時代、東京のスーパーの特売で買ってきたお刺身、不味くて損したと思ったなあ。美味しい魚は、それなりにお金を出さないとダメらしい。こちらは雪に降り込められる土地柄。苦労も多いが、美味しい食の代償だと思えば諦めもつく。
 それで、ちょっと思い出した。降り込められ話題のほうなので、ちょっと脱線だが。
 先日、「伊勢物語」の授業で、老母から息子宛てに急に会いたいという手紙が届く章段をした。有名な、
  世の中にさらぬ別れのなくもがな千代もといのる人の子のため
という和歌が最後に記されている第八十四段である。
 生徒に「押し迫った十二月、緊急でもなさそうなのに、なぜ、急に会いたくなったのか、その時の母の気持ちを説明せよ。」という質問をした。答えは、昔は数えで年齢を数えるから、年越しで歳を重ねることに気づき、老いを自覚したからというものなのだが、ある生徒は、雪で閉じこめられて、内省的になるからというような答えをしていた。なるほど、新説である。でも、「それは、ちょっと北陸的な発想かもしれないねえ。」と、一応、不可ということにした。京都あたりは寒いけれど雪はほとんど降らない。
 ちゃんと「風土」は、人生経験の少ない高校生でも、その発想に深く入り込んでいるものだ。それが当たり前ではないということを知らないからこそ、逆によくわかる。
 さて、今夜は、これを書いたので、最近、ちょっと行かなくなっていた、ちょっと高級風(?)の某回転寿司屋さんに行ってきた。アラ汁がサービスに付き、割引券も使ったので、とってもリーズナブル。ポイントも満了し、次回金券として使えることになった。
 北陸在住の小市民、プチ満足の図。
[1] 

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