ものぐさ 徒然なるままに日々の断想を綴る『徒然草』ならぬ「ものぐさ」です。
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この夏は美術展によく行った。これを今夏のテーマとしようと後になって理由づけした。以下、感想を書けた順に述べていく。 於金沢二十一世紀美術館市民ギャラリーB。夕刻、知人と美術館内のレストランでお茶したので、せっかくだからと鑑賞。 県表具内装協同組合に加盟している組合員の表具作品を展示する展覧会。四年に一度で第二十八回というのだから、戦前からの長い歴史がある。こんな展覧会をやっていたなんて全然知らなかった。 表具中心ということで、飾られた作品は単一的ではない。掛軸の横のプレートには、絵や書の作者の名前と表具師の名前が並列されている。二人の合作という考え方である。もちろん、衝立のように全体で一人の表具師の作品もあった。 中に京唐紙の見本紙が展示されてあった。どれを使うかは表具師と施主の美的センス。この文様の襖を入れると部屋はこういう雰囲気になると想像するのは楽しかろう。改装中の我が実家の襖を弟はどうするのだろう。 ただ、見学者としては、どういうところが他の県と違う加賀表具の特色なのか、判りやすく作品を例に解説してある展示があったら、もっとよかったのではないかと思った。 多くがプロとしての日頃の仕事の合間を利用した作品製作と思われる。日本文化を支える大事な伝統仕事である。解説によると、金沢職人大学校への参画もあり、組合として活溌に動いており、技術の伝承も怠りないようだ。素晴らしいことである。 戴いた組合員名簿によると、私が生まれ育った地区周辺に何軒も表具師さんがあるのに驚いたが、よく考えたら「寺町」というくらいで、お寺が密集しているところなので、その絡みだろうとすぐに想像できた。
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