ものぐさ 徒然なるままに日々の断想を綴る『徒然草』ならぬ「ものぐさ」です。
内容は、文学・言葉・読書・ジャズ・金沢・教育・カメラ写真・弓道など。一週間に2回程度の更新ペースですが、休日に書いたものを日を散らしてアップしているので、オン・タイムではありません。以前の日記に行くには、左上の<前月>の文字をクリックして下さい。
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2005年02月08日 :: タウン誌「渡良瀬通信」を読む |
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大学時代の友人が、連載を担当している上毛地方のタウン誌「渡良瀬通信」を今月号(2月号)も送ってきてくれた。腰を痛めてから、毎号送ってくれるようになって、もう1年近い。 ファッション雑誌のような、ぶ厚い金沢の某タウン誌に比べて、こぢんまりとしていて、こちらの地元誌では「おはしす」に近い。彼の担当はこの地方の色々な社会現象を取材して斬るもので、見開き写真付き。辛口・好意的、硬・軟取り混ぜていろいろな話題を取り上げている。今回は、地元民間飛行場の閉鎖後の話。足利銀行破綻後の話の時など、こちらも石川銀行破綻で大騒ぎしたので、地方は何処も一緒の問題を抱えているなと思ったことだった。 時々、彼はインタビュー記事も担当する。今回はオーボエ奏者の宮本文昭へのインタビューも彼の仕事。相手の人柄がよく描かれていて、うまい構成で書かれていた。さすが、国文学部出身。 同号には、他に軽いエッセイや映画批評なども載せられていて、地元情報自体必要のない私にはそちらが読みもの。押したり引いたり、最後にうまく落ちていて、ニヤリとさせられることが多い。さすがにうまいものである。 雑誌の性格上、さらっと読んでつっかからないことが大事、しゃべり言葉や突っ込み言葉もガンガン入れて、日常感を出し楽しませる。 この種の文章、実は、白鳥の水かきではないけれど、意外にうんうん唸って書いているような気がする。「@すっと読めて、A「そうだそうだ」と思わせ、Bニヤリと落ちる」この三拍子ができるのは、いわば<藝>の世界である。本当にうらやましい。 で、我が身。 @。すっと読める文を書くときには、何度も時間をおいて読み直す。特に、読点の付け方と、形容の順番が読みやすさの心臓部だと私は経験上感じているのだが、他の方はどうだろう。私の手直しはほとんどはこの二つをしていることが多い。あっちへやったりこっちへやったりして、黙読して決めるのである。 A。「そうだ、そうだ」になるための秘策は、文章の心臓部なので一概にはいえない。色々な手口があるということで、今回はパス。 B。ニヤリと落ちるは、意外に最後にうーんと考えて出てくるものである。私は事前に用意するというより、それまでの文章のどれを使ったら落ちるかなと最後にもう一度読み直して、なんとか捻り出すタイプである。意識的に話題を振っておくという達意の人もいるだろうが、私は得意ではない。 この日誌の項も、アップしてからウエブ上でじっくり見ると、もってまわった言い方しているなと気づくこともあるのだけれど、寝かせて推敲する余裕もなく、そのままアップ。ホントに文章書くのは難しい。
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この日記には教育についてのコメントが出てきます。時に辛口のことも多いのですが、これは、あくまでも個人的な感想であり、よりよい教育への提言でもあります。守秘義務や中傷にならないよう配慮しているつもりです。 もし、問題になりそうな部分がありましたら、メールにてお知らせください。
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