ものぐさ 徒然なるままに日々の断想を綴る『徒然草』ならぬ「ものぐさ」です。
内容は、文学・言葉・読書・ジャズ・金沢・教育・カメラ写真・弓道など。一週間に2回程度の更新ペースですが、休日に書いたものを日を散らしてアップしているので、オン・タイムではありません。以前の日記に行くには、左上の<前月>の文字をクリックして下さい。
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2007年05月18日 :: 日々の生活 |
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今週頭、大学の先生に、専門について判りやすくお話をして頂く企画があった。私は係の関係で看護学の話を聴く。 陣痛のきっかけは胎児のそろそろ出るよという信号からスタートするという話や、赤ちゃんも自分から頑張って産道を回転しながら出てくる、出産というのは、お母さんも頑張っているけど、胎児も頑張っているのだという話に、大多数を占める女子は興味深く聞いていた。先生、出産ってやっぱりすごく痛いのですかという素朴な質問も飛ぶ。 その夜、研究会のお仲間I氏の御通夜に赴く。所属の研究会は今年創立二十五周年になる。若手だったメンバーも今や五十歳前後となり、あの頃中年だった氏が、今、鬼籍に入られた。あの当時、氏は今の私くらいの年齢だったのだと思いながら遺影を眺める。 式場は私が生まれ育った町内のお寺。近年、金沢では民間葬祭場が主流となっているので、久々のお寺での通夜であった。中に入るのは何十年ぶりだろう。子供の頃、敷地内を探検したことがある。それ以来ではないか。懐かしさを感じつつ、冥福を祈った。 参列者に年端のいかぬお子さんがいて、読経にむずかる声が重なる。別の幼稚園くらいの女の子は、事態は判っていて、大人しく振る舞っているのだが後半には飽きてモジモジしている。その横の小学生は立派にじっとしていた。成長に合わせて、それぞれがそれぞれの様子。 翌日は陸上競技大会だった。フィールドにトラックにと若々しい躍動ぶりが眩しい。しかし、どんなに頑張っても遅い子はあっという間に追い抜かれるという現実はどうしようもない。人生の縮図だと思いながら競技を眺める。 クラス単位で誂えたTシャツを私も着る。外で運動していないので腕が白々しているのが目立つ。二の腕もやせている。重いものを持っていないのでこうなった。判っていることだけどちょっと気が滅入った。 次の日、今度は職場の方にご不幸があり、お通夜のお手伝いをする。
こうして、今週は慌ただしく過ぎていった。 誕生、成長、老化、死。 日々の生活とは、そうしたことを目の当たりにする積み重ねであるようだ。
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(マイノートパソコンと今は無き時計 2005.6 リコー キャプリオGX8)
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