ものぐさ 徒然なるままに日々の断想を綴る『徒然草』ならぬ「ものぐさ」です。
内容は、文学・言葉・読書・ジャズ・金沢・教育・カメラ写真・弓道など。一週間に2回程度の更新ペースですが、休日に書いたものを日を散らしてアップしているので、オン・タイムではありません。以前の日記に行くには、左上の<前月>の文字をクリックして下さい。
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K君、Y君より通夜の様子をメールで書き送ってくれる。 現職の死とて、教え子、卒業生ら多数の会葬者があったそうである。久しぶりに再会した友人達は、知り合って四半世紀以上が経過し、お互いに歳をとってきたことを実感したようだ。学会の発表の時倒れたんだから、学問に殉じた純粋な彼女らしい生涯だったのではないかとY君は思ったという。 彼女とは、同業ということで、卒業後も、親しく電話や手紙、最近はメールで行き来していた。今更、人には聞けないけれど、実は、ここ、よく知らないので、こっそり教えて。とか、教育に関する情報とかを、迷惑も顧みず、色々聞いた。私が腰を痛めて、精神的にまいってしまった時、SOSを発信したのも彼女宛だった。この一年間、だから、いつも以上にメールを送り、その都度、返事をくれた。愚痴を平気で言える数少ない異性の友人であった。 歳をとると、異性で何でも言い合える友人を作ることはほとんど不可能になってくる。一生、こんな感じでお付き合いしていただけるものと、今の今まで何の疑いも持っていなかった。 受け止めてくれる人の消失。その寂しさが私の心を占めている。 通夜という「儀式」に出席した人は、否応なく現実を把握させられる。ある種の区切りともなる。それが「儀式」の役割である。しかし、メールで字面からだけしか情報を得ていない私は、いつまでたっても、彼女にメールを打とうとするのではないかと、今から心配している。
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この日記には教育についてのコメントが出てきます。時に辛口のことも多いのですが、これは、あくまでも個人的な感想であり、よりよい教育への提言でもあります。守秘義務や中傷にならないよう配慮しているつもりです。 もし、問題になりそうな部分がありましたら、メールにてお知らせください。
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(マイノートパソコンと今は無き時計 2005.6 リコー キャプリオGX8)
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