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ものぐさ 徒然なるままに日々の断想を綴る『徒然草』ならぬ「ものぐさ」です。

 内容は、文学・言葉・読書・ジャズ・金沢・教育・カメラ写真・弓道など。一週間に2回程度の更新ペースですが、休日に書いたものを日を散らしてアップしているので、オン・タイムではありません。以前の日記に行くには、左上の<前月>の文字をクリックして下さい。

 

・XP終了に伴い、この日誌の更新ができなくなりました。この日誌の部分は、別のブログに移動します。アドレスは下記です。

 

エキサイトブログ 「金沢日和下駄〜ものぐさ〜」
           
http://hiyorigeta.exblog.jp/

 2006年01月15日
   アレンジ飾り
  金沢の注連(しめ)飾りはまあるくした縄に、手足がついたように四方に藁束が刺さり、頭にあたる部分に橙をさす形。東京に出るまで全国同じ形をしているものと思いこんでいた。
 学生の時、東京で正月を迎え、自分のアパートに大家さんが飾ってくれた正月飾りをみて、全然、形が違うことに驚いた。藁の房が下に末広がる縦型。地方地方によって色々な形があるのだとその時気づいた。
 去年の暮れに、実家の買い物に付き合って、注連縄と橙とで、一三〇〇円もすることを知って驚いた。松の内だけ飾り、どんど焼き(左義長)で燃やしてしまう消えものなのに……。
 昔、左義長のある十五日は成人の日だったので祭日で、子供たちが、神社に飾り物や書き初めを持っていって燃やしていた。中に、アルミ箔にくるんでお餅や芋を入れて焼いて、ほくほくと食べた。子供心に、楽しい行事だった。人が多く集まっていて、ご近所の歓談の場になる。灰が高く上がると字が上手になると言われて、いかにふわっと上がるか研究しながらお習字を投げ入れたことも覚えている。この言い伝えは、確か全国共通のはずである。焼けた橙の黄色が、灰のなかでじゅくじゅくと音を立てていた。
 ちょっとずつ、ビニールゴミなどが混ざるようになり、なんだか単なるゴミ焼却みたいになってきたところまでは知っているが、以後、忙しくて行ったことがない。今年は、偶然、日曜日。少しは火の周りに人の輪が出来ているだろうか。
 我がマンションでお飾りを飾っていたお宅は、六軒に一軒程度だった。本当に少なくなった。関係者以外通らぬ階上の通路に面した玄関に、お金かけても無駄であるという感覚になっているのだろう。その気持ちは分からなくもない。でも、お正月なのに、ちょっと淋しい。
 だから、何軒か、表札プレートの下にリース形式の小さなお飾りを掲げているところがあって、あれがいいと思った。左義長に行かず、お祝いものをゴミ箱に捨てるくらいなら、毎年使い回しできて、かさばらないミニお飾りがいい。新年のお飾りは毎年買わないと縁起が悪いという言い伝えは、右肩上がりの時代の迷信ということにしておけばいい。
  我が家も、もう何年も買っていない。結婚式の友白髪(清酒)の箱を飾っていた鶴亀の水引をアレンジして注連飾りに流用している。去年は横に、今年は縦に。ガーデニングの葉っぱを適当に抜いてきて、縛って末広がりに広げる。五分ほどでアレンジ注連飾りの出来上がりである。そのあたり、愚妻には才があって、さっと作る。これには、いつも感心している。この種の才能が自分にないことは、結婚して相手と較べてはっきり判る。彼女、炊事・掃除はからっきしだが、編み物とそれに類するアレンジものは大得意。先日も、カメラを包む特製茶巾袋を二時間ほどで、ちゃっちゃと(さっさと)作ってくれた。
 人間、どこかいいところがあるものである。
[1] 

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 この日記には教育についてのコメントが出てきます。時に辛口のことも多いのですが、これは、あくまでも個人的な感想であり、よりよい教育への提言でもあります。守秘義務や中傷にならないよう配慮しているつもりです。 もし、問題になりそうな部分がありましたら、メールにてお知らせください。

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