ものぐさ 徒然なるままに日々の断想を綴る『徒然草』ならぬ「ものぐさ」です。
内容は、文学・言葉・読書・ジャズ・金沢・教育・カメラ写真・弓道など。一週間に2回程度の更新ペースですが、休日に書いたものを日を散らしてアップしているので、オン・タイムではありません。以前の日記に行くには、左上の<前月>の文字をクリックして下さい。
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二〇〇六年度センター入試が終わった。去年まで、国語は二日目だったので、月曜日の朝の新聞で知って、生徒が自己採点している間に目を通していた。 ある年、夜に生徒から電話がかかってきたので、まだ問題を見ていないというと、それでも受験校の教師かとボロクソに罵倒し始め、ガチャンと切られたことがある。腹が立ったので、折り返し電話をかけたら、その生徒さんではないらしい。センターの点が取れずに、腹いせに同級生の名をかたってイタズラ電話をかけてきたのである。この商売、多くの人間相手なので、この種の事件は時々あると諦めるしかない。 最近は、インターネットの予備校サイトで、その日のうちに、問題、解答、解説が出るようになって、すべては明朝というわけにはいかなくなった。せわしない世の中になったものである。 しかし、国語の問題だけで、PDFファイル三十数枚もあって、全体視認性がよくない。マウスをカチカチやるだけでイライラし、全然、思考は動いてくれないのである。 去年、2ch掲示板がらみの騒ぎがあったので、今年、国語の試験時間終わるころを見計らって、家でコーヒー片手に「受験板」を覗いてみた。休憩の受験生が、ケイタイから各問の出典を書き込んでいる。我々一般人は、日本全国津々浦々、知ろうと思えば、テストが終わった途端、何が出たかわかる世の中になったのである。 もちろん、終了後だから問題はない。でも、そこから犯罪まではほんの一歩である。技術的にはどうとでもなる。あと残されたのはモラルだけである。
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(マイノートパソコンと今は無き時計 2005.6 リコー キャプリオGX8)
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