ものぐさ 徒然なるままに日々の断想を綴る『徒然草』ならぬ「ものぐさ」です。
内容は、文学・言葉・読書・ジャズ・金沢・教育・カメラ写真・弓道など。一週間に2回程度の更新ペースですが、休日に書いたものを日を散らしてアップしているので、オン・タイムではありません。以前の日記に行くには、左上の<前月>の文字をクリックして下さい。
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今回の安楽死の議案など、医療、倫理、人権、宗教、様々な問題が絡む大問題である。それを、言うなれば「二元論」という形に仕立てて話し合いさせるわけで、高校生レベルになると、その枠組み自体が窮屈なものに感じられるのではないかと思ったし、また、そう感じてもらわなければ困るとも思った。つまり、高校生には幼なすぎる枠組みだと思ったのである。 何事もレベルにあった教育方法というものがある。七夕という行事を中心に、織姫・彦星の物語を聞いたり(国語)、お飾りを作ったり(図工)して勉強を組み立てていく「生活単元学習」は、教育に具体性が必要な幼稚園だからこそ有効なのであって、小学校も高学年ともなると、しっくりこなくなる。それと似たところがあるのではないか。 司会進行に的確な運行が求められるし、全員が真面目に取り組むことが大条件になっているなど、教員の事前の労力が大きい割には、失敗するリスクも大きい、なかなか大変な教育方法だと思ったことだった。 次の日、小中でやったことがあると手を挙げた生徒に、続けて、このやり方はいいと思ったか、くだらないと思ったかを聞いたところ、半数ちょっと多めの生徒が、くだらないと思ったという。このパーセンテージは、そのまま、その時盛り上がったか白けたかのバロメータになっているはずで、うまくいかなかった方が、やはり、少し多かった模様である。 会では、最後に講評として「ディベートはテーマの設定の善し悪しで成否が決まる。」という指摘があった。 何でも、その方が観た小学校のディベートは「給食はご飯かパンか」というものだったそうだ。彼の言い方では、「早々に崩壊していた」という。「どっちも食べたい。」で衆目一致して議論にならなかったらしい。 うん、正しい結論。厚生省もいろんな種類をバラエティ豊かに食べなさいと言っている。そんな、どっちもいいことを「是か非か」にした大人のほうの大失敗である。
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