ものぐさ 徒然なるままに日々の断想を綴る『徒然草』ならぬ「ものぐさ」です。
内容は、文学・言葉・読書・ジャズ・金沢・教育・カメラ写真・弓道など。一週間に2回程度の更新ペースですが、休日に書いたものを日を散らしてアップしているので、オン・タイムではありません。以前の日記に行くには、左上の<前月>の文字をクリックして下さい。
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留守電に営業トークが入っていた。「お留守のようですので、改めさせていただきます。」なんだか家のあら探しでもするのではないかとびっくりした。車掌さんが「切符を改めさせていただきます」といったら「確認する・調べる」ということ。留守中にアンタの家を調査するぞと脅かされているようなものである。或いは会社側で何か「改善」したのかもしれない。 おそらく今風の営業言葉だったら「改めてお電話させていただきます」というところ。それをはっしょった上に、それでも敬語を使おうとした結果こんな訳のわからない言葉になった。普通の言い方は「改めてお電話いたします」。「いたします」で充分。れっきとした丁寧語である。 今の世、丁寧語「です・ます・ございます」が敬語として弱く感じられるようになって、どんどん「させていただく」がのさばった。それでももの足りなくなると、人々は既成の言葉から新しい敬意をあらわす言葉を発明しはじめた。それが、この言い方になったのではないか。何千回も電話しないといけないので、敬意を残しつつ手抜き・短縮があるのが、今回の特色。 以前、飲食店で経験して取り上げた「御新規様ご来店です。」の「御新規様」も、そうした発明敬語ではないか。これなど、「今までと違って新しいこと」(「広辞苑」)という意味ではなく、「今まさにお店に入店なさった」という意味の敬語として、新たに意味を付与された「最上のつもり敬語」と考えれば合点がいく。
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