ものぐさ 徒然なるままに日々の断想を綴る『徒然草』ならぬ「ものぐさ」です。
内容は、文学・言葉・読書・ジャズ・金沢・教育・カメラ写真・弓道など。一週間に2回程度の更新ペースですが、休日に書いたものを日を散らしてアップしているので、オン・タイムではありません。以前の日記に行くには、左上の<前月>の文字をクリックして下さい。
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土橋正「文具の流儀」(東京書籍)を読む。副題に「ロングセラーとなりえた哲学」とある。「マッキー」とか「ユニ鉛筆」とか誰でも知っている定番文房具はどうしてロングセラーとなったのかを、社長や開発者にインタビューしてまとめたもの。有名で聞いたことがある話も混じる(「ポスト・イット」など)。読み進めると、時々読んでいる文具ブログを運営している人であるとことに気づく。取り上げられた製品の中には、定番ロングセラー製品かと首をひねる選択も少々ある。腰帯などでは「ものづくり哲学」の視点を強調しているが、むしろ開発秘話的な部分が読んでいて楽しい。 ここのところ、文具ムックが次々に発売されていて、静かなブームというより目立ったブームになってきている。買ったのはいつもの「趣味の文具箱」二十号の他、「大人の文房具」(晋遊舎)、「すごい文具リターンズ」(KKベストセラーズ)。「すごい〜」はコンビニ雑誌コーナーに置いてあって如何にもブームらしい。いずれも楽しく見た。 文具趣味の方のブログによると、中には知っている情報ばかりで出来上がっている本も多いそうで、文具に関して素人の編集者が、急遽ネットで情報を蒐集して寄せ集め記事にしたものらしい。ネットで蒐集できるレベルのものは、さっさとこちらで蒐集できてしまう。書籍がネットに頼って後塵を拝しているようでは、書籍を買わなくなるのは必然的帰結である。 ハードルは年々高くなっているが、生き残るのは、ネットに頼らない情報や企画を載せている本のほうに決まっている。どうやら雑誌編集も今や大学生の手抜きレポートのようになっているみたいで、それが何とも今の世らしくて「なあるほど」という感じであった。
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この日記には教育についてのコメントが出てきます。時に辛口のことも多いのですが、これは、あくまでも個人的な感想であり、よりよい教育への提言でもあります。守秘義務や中傷にならないよう配慮しているつもりです。 もし、問題になりそうな部分がありましたら、メールにてお知らせください。
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(マイノートパソコンと今は無き時計 2005.6 リコー キャプリオGX8)
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