ものぐさ 徒然なるままに日々の断想を綴る『徒然草』ならぬ「ものぐさ」です。
内容は、文学・言葉・読書・ジャズ・金沢・教育・カメラ写真・弓道など。一週間に2回程度の更新ペースですが、休日に書いたものを日を散らしてアップしているので、オン・タイムではありません。以前の日記に行くには、左上の<前月>の文字をクリックして下さい。
・XP終了に伴い、この日誌の更新ができなくなりました。この日誌の部分は、別のブログに移動します。アドレスは下記です。
エキサイトブログ 「金沢日和下駄〜ものぐさ〜」 http://hiyorigeta.exblog.jp/
|
2006年01月18日 :: 佐藤勝他編『忘れかけた日本語辞典』(東京堂出版)を読む |
|
|
東京堂はユニークな辞書を出していることで有名。出版案内には、他に『東京弁辞典』『あいまい語辞典』なんていう魅力的な書名が並んでいる。 この本は、昨年夏の新刊。今年度の予算で図書室に入り、平置きしてあったのを見つけ、手にとった。 頭から順に読んでも仕方ないので、読みたい言葉の解説だけ、手すきを利用してつまみ読みした。この手の知識は、授業の小ネタに使えたりする。 項目としては、「いとけない」「うべなう」など。 滅んだ言葉ではないというところがミソで、同じ出版社からは、別途、それ用に、『消えた日本語辞典』なるものが出ている。 年寄りやしっかりした表現を心がけている人は使うけれど、一般的には徐々に使われなくなりつつある言葉を集めるあたりの選択がなかなか絶妙である。 完全に死語になった言葉は、出てきて、意味が分からないときに調べるが、覚えようという気は起こらない。でも、この種の言葉は、意味も分かっているのだけれど、そういえば、使わなくなった、使ってやらなければという気にさせるものばかり。つまり、自由に操れる自家薬籠中の語彙を増やすのに便利そうである。 もちろん、知らない言葉も結構あった。「ねめる」なんて知っていましたか?「睨める」と書いて、「にらむ」ことだそうだ。「一太郎」でも、ちゃんと変換できて、びっくり。 ただ、問題は、アイウエオ順に並んでいるので、こういう状況の時、何か、いい言葉があったはずだがと歯がゆい思いをしても、なんの手助けにもならないということ。 やっぱり、この辞典は「読む」本である。
|
|
|
|
|
|
お願い
この日記には教育についてのコメントが出てきます。時に辛口のことも多いのですが、これは、あくまでも個人的な感想であり、よりよい教育への提言でもあります。守秘義務や中傷にならないよう配慮しているつもりです。 もし、問題になりそうな部分がありましたら、メールにてお知らせください。
感想をお寄せください。この「ものぐさ」のフォームは、コメントやトラックバックがあるブログ形式を採っておりません。ご面倒でも、左の運営者紹介BOXにあるアドレスを利用下さい。
(マイノートパソコンと今は無き時計 2005.6 リコー キャプリオGX8)
|