ものぐさ 徒然なるままに日々の断想を綴る『徒然草』ならぬ「ものぐさ」です。
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2005年10月08日 :: お名前様 |
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日本経済新聞(10/1付「NIKKEIプラス1」欄)で、気になる言葉遣いのアンケート結果を発表していた。一位は「〜でよろしかったでしょうか。」というレストランのウエートレス言葉。「へりくだっているようだがぞんざいな気持ちがでている。」(四十代男性)と不評サクサクである。他に、例の「○○円から頂きます。」「〜ほうになります。」などがあがっている。接客言葉が変ということである。 もう一系統は、若者言葉。「私って〜じゃないですか。」「私的には〜」「語尾上げ言葉」「タメ口」「〜なくない?」など。これはよく分かる。 敬意を出そうと思ってヘンテコ言葉になったか、言葉というもの自体に敬意がまったくないかの違いである。 びっくりしたのは、11位に「お名前様いただけますか」というのがあったこと。これは初耳である。あるクラスで調査したが、誰も知らないという。まだ金沢には広まっていないようで一安心。絶対、広まってほしくない呆れた敬語である。 まず、「名前を頂く」という言い方からして変である。受付かなにかで言う言葉なのだろうから、「お名前お聞かせ願います。」「お名前をお願いします。」「お名前をお教え下さい。」など、まだまだ色々言い方がある。それをよりによって……。 これじゃあ、固有名詞をその人に進呈することになってしまう。私が言われたら、「これは私の名前です。貴方には差し上げられません。」ときっぱり言ってやろう。 それに、この「様」。「名前」という一般名詞についている。「お机様」「お大根様」と言っているのと同じ。これで相手を尊敬したことになると思っているのだろうか。いやはや噴飯ものである。 でも、本当に、こんな情けない言葉、東京では平気で使われているのだろうか。ちょっと疑念が湧くのだが……。
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