ものぐさ 徒然なるままに日々の断想を綴る『徒然草』ならぬ「ものぐさ」です。
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2005年10月14日 :: あっさりとセンチメンタルジャーニー |
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先々週、叔母の市内巡りの運転手をした。運転だけなら弟でもよかったのだが、古い町並みをすこしは知っているということで、年嵩の私が選ばれた。 金沢生まれのこの叔母は、昭和二十年代に東京に嫁いで以来、ほとんど金沢に戻ることがなかった。その間、金沢の町並みは激変している。 今回、女学校の同窓会を機に、時間をとって子供の頃の馴染みの場所がどうなっているかを巡ってみることにしたのである。兄貴である私の父がガイド役で同乗し、市内をまわる。市内といっても、子供の生活範囲、半径2Kmくらいのものである。 戦時中、食料を賄うために河原で耕した畑、通った小学校、動員で働かされた工場跡、など。 共に八十歳前の二人が、あの時はこうだった、こんなことがあったと話をしているのを運転席で聞いている。戦争を実体験として生き抜いた一番若い部類の世代。子供の頃の記憶なので、部分的にえらく鮮明である。 叔母は、結構、淡々としていたが、それは、しなければならないことをしたという感慨からなのだろう。 我々の親世代は、今、着々と死出の準備をしているのである。
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(マイノートパソコンと今は無き時計 2005.6 リコー キャプリオGX8)
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