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ものぐさ 徒然なるままに日々の断想を綴る『徒然草』ならぬ「ものぐさ」です。

 内容は、文学・言葉・読書・ジャズ・金沢・教育・カメラ写真・弓道など。一週間に2回程度の更新ペースですが、休日に書いたものを日を散らしてアップしているので、オン・タイムではありません。以前の日記に行くには、左上の<前月>の文字をクリックして下さい。

 

・XP終了に伴い、この日誌の更新ができなくなりました。この日誌の部分は、別のブログに移動します。アドレスは下記です。

 

エキサイトブログ 「金沢日和下駄〜ものぐさ〜」
           
http://hiyorigeta.exblog.jp/

 2005年07月27日
  (つづき)Magiに遇う。

 途中、どれも、マリアは赤の服に青のケープを纏い、夫ヨゼフは黄色の服を着ていると愚妻が指摘した。順路を遡って確認したが、どうもそのようである。しっかり聖書に記載されていることなのか、例の「三博士」のように、17世紀の時を経て、時々の解釈のもとにそういう形に固定化していったのかは、浅学にして知らないが、ある意味、群衆の中で二人を見つけることは容易であった。
  愚妻説によると、青の顔料が高価なので、主役のマリアに特別にこの色を着せたのではないかという。真偽のほどは不明であるが、確かに画材史的に考えてみるのも面白いかもしれない。
 「ノア」「出エジプト」「マグダラのマリア」などお馴染みの新旧聖書の題材が、次々に出てくるので、もしやと思いながら観ていくと、案の定、「東方三博士の礼拝(The Adoration of the Magi)」(ジョバンニ・ドメーニコ・フェッレッティ作)という作品に出会った。
 想っていると、向こうからそれはやってくる。
 中央に、白髭の長老ガスパールが、右隅に位置するイエスとマリア・ヨゼフに捧げものをしている。夫妻の服の色は先ほどの指摘と同じ。左にターバンを巻いた二博士。一人は黒人である。すべては固定化されたイメージの踏襲。
 たった一場面でさえ、こうした決まりごとがある。その制約の中で、如何にダイナミクスを発揮させるか、それが、17世紀バロック画家たちの腕の見せどころだったのだろう。

 

 会場を出る時、この絵の絵葉書を売っていたので、購い、居間の写真スタンドに飾った。愚妻にちょっと部屋の雰囲気と合わないと言われたが、私がここのところMagiにこだわっていたことを知っているので、それ以上、何も言わなかった。
 なにせ、クリスマスプレゼントの基になった話である。日本の菓子屋が考えたバレンタインデーとは年季が違う。せめて、十二月までは飾っておこうと思う。

 

(付け足し)今月、Magiについて書いた時、このHPを読んでくれているK君から、「7月なのに、季節はずれのクリスマス話題ですかい。」とメールで突っ込まれていたので、この文末で、無理矢理、十二月にくっつけてみたのだけれど、これでダメかい? K君。

                                                         絵画部分(左がガスパール、中央マリアとイエス、右ヨゼフ)

 

 

 

  

[1] 

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