ものぐさ 徒然なるままに日々の断想を綴る『徒然草』ならぬ「ものぐさ」です。
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よくいくファミレス型ラーメン屋での、店員の言葉にちょっと問題が……。 店員が客に注文を聞いて、賄いの窓口まで行って、大声で、餃子いただきました。醤油いただきました。冷麺いただきました。と注文を通している。立ち働いている全員、「いただきました。いただきました。」の連発。 いただきましたって、いただくのはこっちじゃないか、君たち、そんなに自分らの商品食ってどうするんだ、もうお腹一杯だろうと、チャチャを入れたくなった。
「いただく」とは、本来、頭の上に載せる意。「明鏡国語辞典」では、C番目に「もらう」の謙譲語、「頂戴する」の意。D番目に「食べる」の謙譲語とある。 確かに、注文をもらったのだから、Cの意味で使っている訳で、なんだ問題ないのかなと一瞬思ったが、いや待て。やはり、おかしい。 お客さんからもらったのは、味噌ラーメンではない。客から、「ハイ、味噌ラーメンあげるよ。」と、丼渡されたら、確かに「味噌ラーメンいただきました」だ。でも、もらったのは、ラーメンの「注文」である。だから、「お客様より味噌ラーメンのご注文をいただきました。」というのなら正しい。 この場合、いただくの前に、食べ物がきているのが曲者。そのため、日本語として、食べ物に「いただく」をつければ、食べる意味に使うのが普通というもの。 大事な本体の「注文」という言葉を省略したために起こった混同。ちょっとした笑い話ならいいけれど、大真面目に言っているので、おかしくなっちゃったのである。 そもそも、調理人に伝える時まで、客の注文に敬語をつけて言う必要はない。面と向かっている時に使えばいいことである。 典型的な過剰敬語。 奥に向かって、「味噌二つ、餃子一丁で〜す。」で充分ですよ。△番ラーメンさん。
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