ものぐさ 徒然なるままに日々の断想を綴る『徒然草』ならぬ「ものぐさ」です。
内容は、文学・言葉・読書・ジャズ・金沢・教育・カメラ写真・弓道など。一週間に2回程度の更新ペースですが、休日に書いたものを日を散らしてアップしているので、オン・タイムではありません。以前の日記に行くには、左上の<前月>の文字をクリックして下さい。
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共稼ぎなので、ゆっくり夕食を作っている時間的余裕がない。出来合いか冷凍食品の解凍だけで用の済むもの一品、もう一品は、作り置きの日持ちのするものを、折に触れ大量に作って、三〜四食はそれでこなす。あとは、買ってきた漬け物類。 他の家庭はどうなのだろう。料理大好き奥さんのいる家庭とはくらべものにならない手抜き食事だが、職場で目の前に座っていらっしゃる年上の女性は、どこの家庭もそんなものですよとのこと。ただ、こういうのは、家庭によって千差万別、標準というのを割り出すこと自体、難しい。
私がよく作る作り置き手抜き料理は、「高野豆腐のたき合わせ」。 粉末ダシ付き、八分でOKなんていうのをベースに、スライス済の干し椎茸、刻んである乾燥小松菜を入れて煮るだけ。お湯に、乾物の袋三つ口を開けて入れ込んで煮れば出来上がり。 我が家は、熱源が電気なので、タイマーをかけて弱火にして、あとはその場を離れても問題なし。作ったことさえ忘れている有様で、出来上がっている。豆類、茸類、葉物と、栄養的にもバランスがとれていて、ヘルシー。おすすめ簡単料理である。
ちゃんと生鮮野菜使えと言われれば、その通りなのだが、野菜をまるまる買ってくると、我が家のような二人暮らしでは、腐らせてしまうこともしばしば。野菜は傷んだところを切り取りながら使うのが当たり前のようになって、野菜といえば、大丈夫か、見落として、傷んだのを混ぜて調理していないか、お腹こわさないかといった不安感がつきまとうことになる。 そこで、乾物の出番。半端差しで終わっても、輪ゴムで括って食料庫に戻すだけ。便利便利。それに、この、乾物のような、もともと自然なものをドライ化したものならば、残留農薬以外、まず問題はない。
しかし、我々は、気がつくと、保存性と利便性優先で、レトルトや「○○の素」みたいな箱入り食品を買いがちである。食品庫の棚にそんな箱が並んでいると、傷みかかった野菜使うより、工業的にオートメーション化され、衛生的に留意して生産された「製品」の方が、食品として安心という気になってくる。なにせ、口の切っていない箱から出しているのだから大丈夫にちがいないというような……。 もちろん、それは虚妄でしかないのだが、そんな保証のない安心感が心に巣くっているのも事実である。(つづく)
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