ものぐさ 徒然なるままに日々の断想を綴る『徒然草』ならぬ「ものぐさ」です。
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2005年04月30日 :: 通俗版「ゾウの時間ネズミの時間」 |
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先日、本川達雄「ゾウの時間ネズミの時間」(中公新書)からの問題を3年生にやらせた。プリントを配ると、「知ってる。確か心臓の話や。」という声が聞こる。その通り。生徒はよく知っている。 ただ、今回は、車に免許がいるのは、車が不完全な機械だからで、人間や環境との相性をもっと考えようと訴えている箇所で、有名なところではない。生徒は知らない文章である。 有名な箇所は、新書版でいえば最初のほう。何年も前の地元私立高校の入試にも使われていたし、大学入試にも何度も出題された定番の作品である。 心臓鼓動が早いネズミは、行動が敏捷だが、その分、短命である。ゾウは鼓動がゆっくりで、そのため行動も鈍い。しかし、寿命は長い。 生き物の一生に打つ心臓の鼓動の数は決まっていて、短いネズミはネズミなりに、あれで天寿を全うしているという趣旨だった。 さて、数週間前のこと。ジムで、おっさん二人の会話が耳に入った。
「お前、今日は何をしたんだ?」 「おう、オレか。ランニング1時間や。」 「心臓、大丈夫やったかいや。」 「もうバクバクやった。」 「ふーん。無理するな。なんか人間って、一生のうちに心臓の打つ回数、きまっとるらしいぞ。お前、そんだけバクバクやったんだから、早死にするよ、きっと。」
うーん、なんか違うような気がする。
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