ものぐさ 徒然なるままに日々の断想を綴る『徒然草』ならぬ「ものぐさ」です。
内容は、文学・言葉・読書・ジャズ・金沢・教育・カメラ写真・弓道など。一週間に2回程度の更新ペースですが、休日に書いたものを日を散らしてアップしているので、オン・タイムではありません。以前の日記に行くには、左上の<前月>の文字をクリックして下さい。
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2005年07月25日 :: たゆたうように |
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一人、横川交差点近くの中華蕎麦屋を出て、裏手の伏見川に短い遊歩道があるのを見つけた。夕まぐれ、薄墨の空に街路樹が覆い、油蝉の声が降り注ぐ。梅雨が明けたばかりなのに、そこだけ、もう蝉時雨といっていい盛夏の風情。子供の頃の懐かしい想いが甦った。タモ(網)と虫籠とジーという連続した蝉の声。 川風を感じる。用水状に護岸整備された味気ない河川だが、そこだけは、岩盤が露わになった小さな中州も見える。 動くものがある。鴨三羽。目を凝らすと鷺も横に。これはまんじりと動かない。 鴨は連れだって、上流のほうへゆっくり泳いでいく。ちょっと努力している風に。どこにいくのだろうと思って見ていると、急に向きを変え、すうっと流れに身を任せ、流されていく。と、中州の後ろの淀みを見つけ、さっと身をいれる。しばしの休憩である。こうした行動の折々に、川面に首を突っ込み、餌を啄んでいる。今は、流れに抗する英気を養っているかように、羽繕いをしながら流れの急なところを見ている。また、しばらくしたら乗り出すのだろう。 「羨ましい」という感情が沸々と湧き起こった。人の生き方もかくありたしと思ったからである。
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(マイノートパソコンと今は無き時計 2005.6 リコー キャプリオGX8)
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